1部分:第一章
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た。
「この短剣だ」
「ではこれですぐに」
「使え」
一言であった。
「すぐにだ」
「はい、それでは」
腹心の者達はすぐに捕虜達に向かった。モンフォールの同僚達はそれを見てまずは首を傾げさせた。
「一体何をするつもりだろう」
「さてな」
彼等にはわからないことだった。しかしシモンが酷薄な笑みを浮かべているのを見て何か恐ろしいことをやろうとしていることはわかった。それだけはわかったのである。
そのうえで、であった。何が行われるのか見守っていた。そしてそれは。
「な・・・・・・」
「何と・・・・・・」
「やれ」
モンフォールは冷酷に笑って告げたのであった。
「いいな」
するとだった。腹心の者達は捕虜の頭を後ろと左右から掴んで動けないようにしてそのうえで短剣を捕虜達の顔に近付け。そうしてであった。
短剣を眼球の脇から入れてそのうえでしゃくり取る。そうして捕虜達の目を次々とくり抜いていくのだった。何とその為の短剣だったのだ。
「何だと・・・・・・」
「捕虜の目を・・・・・・」
「目は一つだけでいい」
捕虜達の恐怖の声と絶叫が沸き起こる。モンフォールはその中で冷酷に告げたのである。
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