第8話
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に入ると、扉を閉じて鍵を閉める。扉を叩く音が聞こえるけど、ここでマミさん達が来るのを待っていれば大丈夫。そう考えて奥の方を見ると、それが甘かった事を思い知らされた。目の前には魔女の結界が広がっていて、そこに箱型モニターのような姿をした魔女と、天使のような姿をした使い魔が居た。
「まどか!キャラチェンジを!!」
「うん。」
「「キャラチェンジ!!」」
私はエイミーとキャラチェンジして弓を構えた。すると、まず使い魔が向かって来る。
「マギカアーチェリー!!」
私は矢を放って使い魔を撃ち抜くけど、数が多すぎて対応仕切れない。そして、4匹の使い魔が私の手足に絡みついた。
「は、放して!!」
私は使い魔を振り解こうとするけど、使い魔は力が強くて振り解けない。やっぱり、私には無理なのかな?マミさん達みたいにカッコよく戦って、誰かを助ける事なんて・・・
「たああああああああああ!!!」
その時、叫び声と共に誰かが私の横を通り過ぎて使い魔を切り裂いた。その人はそのまま手に持った剣で魔女も真っ二つにする。
「今の声、まさか!?」
その叫び声に聞き覚えのあった私は、その主を見た。
「危機一髪だったね、まどか。」
それは、青いチューブトップの衣装を着て、白いマントを纏ったさやかちゃんだった。その腰には青い宝石が輝いている。
「その格好、さやかちゃんまさか!?」
「うん。キュウべえと契約したの。」
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上に登れば見滝原市を一望する事の出来る鉄塔。僕はそこで珍しくここにやって来た一人の少女と話していた。
「見滝原に来るなんて珍しいじゃないか、杏子。久々にマミに会いたくなったのかい?」
僕が隣に座る赤毛をポニーテールにした少女“佐倉杏子”に問いかけると、彼女は鼻で笑いながらこう答えた。
「ちげえよ。風の噂でグリーフシードを必要としない魔法少女が出たって話を聞いたから見に来たんだよ。」
「それはもしかしてオリジナル魔法少女、日奈森あむと呉キリカの事かい?」
「やっぱ知ってたか。つうか、オリジナル魔法少女?どう言う事だ?」
「僕達が魔法少女システムを作るにあたってモデルにしたものさ。彼女はその力が使えるんだ。」
「へえ。で、あたしらはその劣化コピーだから、グリーフシードが必要って訳か?」
「人聞きが悪いね。確かにそう言った部分的な所ではオリジナルには劣るかもしれないけれど、総合的に見れば君達の方が勝ってるよ。」
「ホントかねえ。でも、そいつらはグリーフシードが要らねえから、魔法使いたい放題のやりたい放題なんだろ?」
「いや、そんな事は
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