第8話
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る積りよ。そして、その近くに魔女が居る可能性があるわ。」
「確かに、そうだね。」
「だから、マミさん達を呼んで何とかしてもらいましょう。」
「分かった、エイミー。」
「まどかさん、どうかしましたの?」
エイミーが見えてない仁美ちゃんが不思議そうに聞いてきた。
「何でも無いよ。私も一緒に行くけど、他にも何人か誘ってもいいかな?」
「もちろん、いいですわよ。」
「それで、何処に行くのかな?」
「○○町の外れにある廃工場ですわ。」
私は目的地の廃工場に向かいながら、ケータイでマミさんにこの事を伝えた。因みに、番号は今朝教えてもらった。また病院に出た魔女の時みたいにテレパシーの届かない所に居た時の為に教えてもらったの。
『そう。分かったわ。直ぐそっちに向かうから。無理はしないでね。』
「はい、分かりました。」
私は次にあむちゃんにも連絡を入れる。
『志筑さんが!?分かった、急いで行くから待ってて。』
「うん。場所は○○町の外れの廃工場だから。」
そして、最後にキリカさんに連絡する。
『今日は織莉子の家でお泊まりだったのに・・・』
「ご、ごめんなさい!」
『でも、まどかの友達が大変な事になってるのなら仕方ないね。名残惜しいけど、直ぐ行くよ。』
「はい、お願いします。」
そして、私はケータイをしまった。さやかちゃんに連絡を入れなかった。さやかちゃんは魔法少女でもキャラ持ちでもないから、危険な事には巻き込めないもの。
「着きましたわ、まどかさん。」
しばらく歩いていると、ようやく目的地の廃工場に到着した。まだ、マミさん達は来ていない。
「こちらへどうぞ。」
仁美ちゃんに案内されて中に入ると、そこには老若男女様々な人が居て、何故か一つのバケツを囲んでいた。その傍らには種類の違う二つの洗剤の便がある。
「仁美ちゃん。これから何をするの?」
「神聖な儀式ですわ。これから私達は肉体と言う枷から解放されますの。」
仁美ちゃんがそう言うと、集まった人達のうち二人が洗剤をバケツの中に入れ始めた。そこで、私はママから言われた事を思い出した。
『いいか、まどか。塩素系の洗剤と酸の洗剤を混ぜて使ったらダメだぞ。混ぜたら、有毒なガスが発生して死んじゃうからな。』
「ダメ!!」
私は飛び出すと、バケツを掴んで窓の外に投げ捨てた。良かった、これで・・・
「邪魔をした・・・」
「神聖な儀式の・・・」
「邪魔をした・・・」
と、思ったらまだ魔女の口付けの付いたままの人達が私に迫って来た。
「まどか!逃げましょう!!」
エイミーにそう言われて、私は奥に続く扉の中
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