暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
33ーエキストラトラック (ladies & gentleman & aggressive girl & boy)
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「…イラっとくるぜ…。」
「え?」
「いやいや。それより僕から質問いい?」

僕はそんなランちゃんを真面目な顔で見て一言。

「なんで僕を信用出来るの?」
「聞かれると思った!さっき見た時に思ったんだ!」

そう言ってランちゃんは何処か懐かしい…。コンコンの様な笑顔でこう言った。

「君、これから僕がスカウトしようとしている人にそっくりだからね!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さてさて、またランちゃんに引きづられるがまま辿り着いたのはラフコフのアジト。
いつかの僕の世界でも討伐戦を行ったラフコフのアジトだった。
なんか2回目だから緊張感がないな…。まあ、隣のアグレッシブガールのせいでもあるかも知れないけど。

「ねえねえ。スノノン。」
「なーに?」

そんなアグレッシブガールランちゃんは珍しく真面目な顔でいた。
…少し緊張しているのかも知れない。むりもない。何故なら相手はラフィン…。

「ピザって10回言って??」
「返してよ♪僕のシリアス!」

僕はガクッとずっこけると頭を掻きながら大鎌を背中にかける。

「だいたいね!なんでこんな危険な所に来たの??やっぱり帰ろ?」
「歌うまいね!綺麗だよ!」
「ありがとう♪
…じゃないよ??今カンケーないでしょ??」

こんなマシンガンの様なトークをしていると。洞窟から出てくるポンチョの男。

「Oh…これは鮮血のラn…。」
「「てめえは引っ込んでろ??」」

最強のレッドプレイヤーはスノーとランのダブルストレートが顔面目掛けて飛んだ。そして盛大に吹っ飛ぶ最強のレッドプレイヤー。
その間も2人の口論をしている周りを囲むオレンジプレイヤー。そして吹っ飛ばされたPOHは怒り冷めやらぬ様子である。そんな中アグレッシブガールとスノーの口論は続く。

「大体!もう囲まれてるし!これはもう面倒この上ないよ!
まあ、僕なら余裕だけどね♪ランちゃんと違って。」
「なにを〜??私なら超余裕だし!」
「んじゃ僕は超超余裕!」
「私は超超超余裕!」

そんなガキの様なケンカをしていると周りのオレンジプレイヤーは無視された事を腹に立てたのか僕達に向かって襲ってきた。

「鮮血??スキだらけだぜ!」
「ケンカの邪魔♪」

僕はさっと大鎌を横に一閃してランちゃんを襲おうとしたオレンジプレイヤーを斬り飛ばした。

「この…??」
「邪魔でしょ!くうき読めや!」

そう言ってランちゃんのランスにより僕の背後から来たオレンジプレイヤーに突き刺さった。そうして僕とランちゃんはケンカを止めて背中合わせになる。

「仕方ないな…。僕が華麗な演奏会にしてあげるよ♪半分くらいいただいてしまおう
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