暁 〜小説投稿サイト〜
もし俺がFate/Zeroの世界でランサーのマスターになった場合
第七槍
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
、どうしたんだ?」

本当突然だよなー、という周りの声にうるさいよと答える友人。
その友人の視線の先にあるのは手首から指先に巻かれた包帯

「あー、これな。ちょっと火傷した」

「大丈夫か? お前」

大丈夫大丈夫と答えておく。もちろん嘘だ
これはあまりにも目立ってしまう令呪を隠すために巻いたものだ。若干中二病っぽく見られるのが癪であるが。

「まぁ、こんくらいなら直ぐに治るよ。ありがとな」

「お、おう。お前にお礼言われると気持ち悪いな」

「おいこら」

「はは、冗談冗談」

仲間内で笑い声が響く。
その日の授業を終え、帰った頃にはすでに五時を回っていた。
俺は服を動きやすいものに着替えると、いくつかの自作の道具をウェストポーチに詰め込んだ。

「ランサー」

「如何された、白水殿」

実体化したランサーが俺の背後に現れる。

「準備はいいか?」

「何時でも」

「よし、なら行こうか」

目指すは倉庫街。まずはセイバーの実力をこの目で確かめる。
他のサーヴァントも実際に見れるだろう。行って損はないはずだ。

グッ、と拳を握りしめた俺は陽が暮れる前に倉庫街に向かった。


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ