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もし俺がFate/Zeroの世界でランサーのマスターになった場合
第七槍
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、どうしたんだ?」
本当突然だよなー、という周りの声にうるさいよと答える友人。
その友人の視線の先にあるのは手首から指先に巻かれた包帯
「あー、これな。ちょっと火傷した」
「大丈夫か? お前」
大丈夫大丈夫と答えておく。もちろん嘘だ
これはあまりにも目立ってしまう令呪を隠すために巻いたものだ。若干中二病っぽく見られるのが癪であるが。
「まぁ、こんくらいなら直ぐに治るよ。ありがとな」
「お、おう。お前にお礼言われると気持ち悪いな」
「おいこら」
「はは、冗談冗談」
仲間内で笑い声が響く。
その日の授業を終え、帰った頃にはすでに五時を回っていた。
俺は服を動きやすいものに着替えると、いくつかの自作の道具をウェストポーチに詰め込んだ。
「ランサー」
「如何された、白水殿」
実体化したランサーが俺の背後に現れる。
「準備はいいか?」
「何時でも」
「よし、なら行こうか」
目指すは倉庫街。まずはセイバーの実力をこの目で確かめる。
他のサーヴァントも実際に見れるだろう。行って損はないはずだ。
グッ、と拳を握りしめた俺は陽が暮れる前に倉庫街に向かった。
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