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月の聖杯戦争 〜青き騎士と共に〜
英霊召喚
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い....
そうとしか言い様のない世界。
何故、私はここに...
■■■ーと共にあの戦いに勝った筈なのに。
あれ?■■■ー?
思い出せない...何でだろう...
なんで.....


記憶が混濁していた。
その混乱している少女へと言葉が響き始めた。




────スタート、確認しました。
お帰りなさいませ。
ようこそ。こんにちは。うェるカム。
いつものように、
たいへん長らくお待ちしておりました。
マスター。
ここは霊子虚構(りょうしきょこう)世界
“ SERIAL PHANTASM “───────
略称“SE.RA.PH“(セ ラ フ)に造られた仮想空間。
月海原(つくみばら)学園です。
失礼ですが、規則ですので。
アナタの価値バリューをスキャンします。


そう聞こえたと思うと機械音が響いた。
そして目の前が一瞬、明るくなった。
しかしまた、目の前は暗くなった。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ラベル    :編入生

カテゴリー  :有 測定拒否権につき免除

クオリティ  :不明

_____________

確認しました。
それでは、表側の記録を読み込みます。


そう聞こえたと思うと再び機械音が響き始めた。
そして先程と同様、一瞬明るくなったがまた、暗くなった。



記録の読み込みが完了しました。
お待ちしておりました 
岸波白野さま。 
おはようございます。
それでは、行ってらっしゃいませ。


そう聞こえたと思うと辺りが先程以上に明るくなり、それと同時に少女の意識は遠退いていった────


 




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


意識が戻ったときには少女の目の前がはまたも暗かった。
そして何故か、少女は落下しているようだ。


───ああ、私ここで死ぬんだ....


少女の顔には諦めの色が浮かび始めた。

だが、まだ諦めきってはいなかった。
何故なら頭に聞き覚えのある声がこう叫んでいるのだ。
『諦めるな』と。


───そうだ、私には彼女がいる....


岸波白野の頭に浮かんだのは白銀の鎧を着けた少女。
そしてその少女の名を手を掲げて暗黒の空間で叫んだ。



───きて....セイバー!!


瞬間、暗黒の空間が黄金の空間へと変貌した。
そして掲げた手を白銀の鎧を着けた少女が握っていた。

「召喚に従い、参上しました。
    ────マスター、お怪我は?」


───良かった....来てくれた....


安心したのか、岸波白野はそのまま、眠りについた。


「まったく....相変わらずのよ
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