2話 変態姉弟は和装ロリと会うそうですよ?
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改めて自己紹介をしておこう。私は“サウザンドアイズ”幹部の白夜叉だ。この黒ウサギとは少々縁があってな。コミュニティ崩壊後もちょくちょく手を貸してやっている器の大きな美少女と認識しておいてくれ」
「はいはい、お世話になっております本当に」
店先であった少々のToLOVEるで少し対抗意識を燃やしいている百子は、
「私ほどではない和装ロリ美少女さん、こうして黒ウサギの同士になった以上、黒ウサギは私のモノ・・・・よ!」
「も、百子さん!?」
「ほほーう。私の・・黒ウサギに手を出そうというのか。可愛いからと調子に乗るなよ小娘!」
2人は睨み合いバチバチと火花を散らす熱い展開になっている。
「もーう!いい加減にしてください!!」
スパァーン!!と、ハリセンで強引に話を戻す。
「そうだったの。まずは、箱庭上層部からの話をするかの……。すでに聞いているとは思うが、本当はおんしらを含めて5人召喚されるはずだったのだ。だが、何かのミスで5人がバラバラの時間軸に召喚されることになってしまってな。この件については箱庭に連なる者として本当に申し訳ない」
打って変わって、真剣な面持ちで謝罪する白夜叉。
百子と百蔵は知らないことだが、白き夜の魔王にして太陽と白夜の星霊で箱庭三大問題児の白夜叉が頭を下げることなど考えられないことだった。
ゆえに、黒ウサギは驚嘆し驚愕し驚倒していた。
「まあ、それはおいといて。ついでに、さっきのもおいといて。百子よ、ちとこの服を着てみらんか?」
「ちょっ、ちょっと白夜叉様!?先程とギャップがあり過ぎなのですよ!?それと、そのような露出が多すぎる服を『なかなかいいわね』着せようとしな、百子さん!?服を、服を脱がないでください!」
「どうして?可愛くない?」
「ど・こ・がですか!ってよく見たら少し透けてるじゃないですか!?だ、大事な部分が見え……駄目です!絶ーっ対駄目です!乙女がそのような服を着たら、」
「いいじゃない。減るもんじゃないし」
「減ります!乙女心とか色々減ります!」
「私の凄艶な体は誰に見せても恥ずかしくないわ!」
黒ウサギと百子の議論が変な方向で平行線をいく。
「なあ、姉ちゃん?」
「なに?」
「さすがにアウトだと思うぞ?」
「そう?じゃあ、着ないわ」
と、唐突な百蔵の反対であっさりと百子は諦めた。
「………………はあ」
黒ウサギは心底疲れたようにうなだれる。
「話を戻すが、“箱庭”について説明をしてやろう。箱庭には外門と呼ばれるものがあり――」
それから、1時間程白夜叉の話が続いた。
「――である。だいたいこんなところだの。……百子よ、話も終わったし起きてくれんかの?」
「zzz……うん?ああ、やっと終わったの?」
「
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