マブラヴ
1032話
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うだが原作のように懐いている訳ではなかった。
その分シンと仲がいいのを思えば、ある意味原作通りではあるんだろうが。
ともあれ、そんな風にムウに可愛がられている2人だけに、結婚のプレゼントを買うという考えに到っても不思議ではない。
何故かジト目でこっちを見てくるアウルに、俺ではなくギルフォードが頷く。
「うむ。私達はムウとはそれなりに親しい付き合いをしているからな。アクセルと話していて、彼の結婚祝いに何かを贈ろうという話になったのだが……君達がワインの類を送るのであれば、別の物にした方がいいのか?」
「あー……いや、別にそう拘る必要はないんじゃないか? 酒って言ってもワイン以外に何種類もあるんだから、それを選ぶのもありかもしれないし」
「おい、スティング。折角向こうが譲ってくれているんだから、ここはそうして貰えばいいじゃないか。わざわざ同じような酒を何種類も贈ったって、ムウが喜ぶと思うか?」
「いや、喜ぶだろ」
アウルの言葉に思わず突っ込む。
実際、ムウはそれなり以上に酒というものを嗜んでいるのは事実だ。
それこそ、ワイン、ビール、ウィスキー、日本酒といったメジャーなものは色々と呑んでいるという話を聞いている。
それを思えば、酒は何種類あっても……それこそワインであっても種類が違えば寧ろ喜んで受け取ってくれると思う。
その辺を説明すると、アウルは理解出来ないとでも言いたげに首を振る。
「酒なんかのどこが美味いんだろうな」
「それに関しては俺も同様だ。少なくても自分から好んで呑むような物には思えないのは事実だ」
「……アクセルが言うと実感が籠もっている分、色々と深いな」
俺の酒の弱さを知っているギルフォードがそう呟いているのが聞こえてくるが、今は取りあえずスルーしておく。
「なら、取りあえず全員で店の中を見てみるか? いっそ、全員がそれぞれ違う種類の酒を買って渡すっていうのもありかもしれないし」
「……何でアクセルは、自分では酒が苦手なのにそんなに酒を勧めるんだよ」
俺の言葉を聞いていたアウルが呆れた様に呟くが……いや、単純に結婚祝いとして思い浮かんだのがそれだけだってのが正しい。
他に思い浮かぶ物といえば食器とかか? ただ、ホワイトスターにある店でそれっぽい食器ってのは……
一応レストランとかがあるから相応に店はあるんだが、どうしてもイメージ的にはワインとかの方がそれっぽく思える。
ワイン……ワインか。そう言えばエヴァが以前自分の魔法球でチーズとかを作ってみたいって言ってたな。確かに時間の流れが違う事を思えば、その考えは結構いいかもしれない。
今度レモン辺りに出来るか出来ないかを相談して、もし出来るようならエザリア辺りにホワイトスターの特産品とかに出来ないか試して
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