マブラヴ
1032話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
場合は大抵レモン達恋人の誰かと一緒にいるのが日常になっているので、こうしてたまに男のギルフォードと一緒にいるってのが違和感あるんだろう。
勿論俺としてはギルフォードを嫌っている訳ではない。
俺にとっては珍しい男友達だし、安心して背中を任せられるというのも心強い。
「ギアス世界では結婚プレゼントってのは……いや、何でもない」
「おい、何故急に。いや、その理由は何となく想像出来るが」
思わず途中で言葉を止めた俺に対し、突っ込みつつも納得してしまうギルフォード。
何せ、ギルフォードはコーネリアの騎士だった男だ。……本人に言わせれば、今でも騎士だと言うのだろうが。
ともあれ、ブリタニア貴族達の……更には皇族の結婚プレゼントが今回参考に出来る訳もない。
ムウにしろ、ナタルにしろ、別に貴族とか皇族ではないのだから。
……いや、ムウの実家はクルーゼに燃やされたがかなりの金持ちで、ナタルの場合も代々軍人一家だったって事は、両方ともかなり裕福ではあったのだろうが……今は2人共がどちらもオーブとシャドウミラーの一軍人でしかない。
もっとも、ムウの場合はシャドウミラーの幹部でもあるし、ナタルの場合はSEED世界の盟主的な立場にあるオーブの軍の中でも最精鋭部隊の艦長だ。2人ともがかなりの給料を貰っているのは間違いのない事実であり、その辺のちょっとした会社の社長よりは金持ちだ。
だがそれでも、特に何かの後ろ盾がある訳ではない以上は色々と大袈裟になっても困るだろう。感覚的には普通に一般人なんだから。
「なら、取りあえずワインを見に行ってみるか」
「そうだな、私にも他に何かこれといって意見がある訳ではないし、そうするとしよう」
そう告げて、ギルフォードと2人で交流区画にある酒店へとやってきたのだが……
「んあ? アクセル? ギルフォードも?」
丁度店に入ろうとしたところで、アウルとスティングの2人に遭遇する。
『……』
店に入る前に俺を含めて4人共が動きを止め、黙って視線を交わす。
そのまま数秒。このまま黙っていても話が進まないと、最初に口を開いたのは俺だった。
「もしかして、お前達もムウに対する結婚のプレゼントを買いに来たのか?」
「……そういう風に聞いてくるって事は、もしかしてアクセル達もかよ?」
どうやら予想通りだったらしい。
原作の方ではムウに懐いていたアウルとスティングだ。相性がいいのは分かっていたし、実際ムウもレイを可愛がるのと同様にこの2人を可愛がってもいた。
……原作と違うのは、ステラ関連なんだよな。最初から実働班に入るつもりがなかったステラは、当然PTの操縦訓練とかも全く受けていない。そうである以上、ムウとの接点も殆どなく、それなりに好意は持っているよ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ