暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1032話
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Aのような電化製品を結婚祝いとして送るのは普通にあるのかもしれないが、俺としてはあまり好みではない。

「そうだな……ワインとか、そっち系はどうだ?」

 俺自身は酒を飲めない――飲ませて貰えないというのが正しいが――ものの、ムウはそれなりに酒を嗜むというか、普通に好んでいた筈だ。
 にしても、結婚祝いに日本酒だと何だか合わないような気がするが、ワインだと合うってのはなんでだろうな? 結婚式が洋風だからか? それともムウとナタルが大西洋連邦の……つまりアメリカ人だからか?

「うーん、ワインか。確かにムウは喜ぶと思うが、結婚相手のナタルという女性は真面目なんだろう?」
「確かに真面目だが、それでも酒くらいは飲むと思うぞ。……ああ、いや、それ程強くなかったか?」

 確か俺がSEED世界にいる時にアフリカで明けの砂漠に酒を飲まされて顔を真っ赤にしていたような記憶が……そう考えると、それ程酒に強いって訳でもないのか?
 それでも俺なんかと比べると圧倒的に酒には強いんだろうが。

「そうなのか? ならちょっと見に行ってみるか。ただ、ワインの類を買うとしたらホワイトスターではあまり種類がないと思うぞ」
「……だろうな」

 何しろ、基本的にホワイトスターに住むというのはシャドウミラーのメンバー以外は禁止としており、毎日自分達の世界――中には知り合った他の世界の相手の家に泊まっている奴もいるが――から通っている。
 そうなれば当然酒を飲むにしても、自分達の世界で飲み慣れている酒を買う事が多くなる。
 それでもたまには他の世界の酒を飲んでみたいって奴もいるので何件かその類の店はあるが、所詮はその程度だ。どうしても充実した品の中からお気に入りを選ぼうとするのなら、それぞれの世界に買いに行った方がいい。
 特にホワイトスターでは、俺にそもそも酒を飲ませるのを禁止としている為、それに影響されてそっち方面の店が遠慮しているってのもあるが。
 その割には、超包子を始めとした各種レストランでは普通に酒を出してるんだよな。

「ともあれ、行くだけ行ってみよう。……アクセル、臭いとかは大丈夫なんだよな?」
「ああ。そのくらいなら特に何もない。直接口に入れなきゃ」

 その言葉にギルフォードは頷き、俺と共に交流区画内を移動する。
 影のゲートではなく歩きで移動しているのは、もしかしたら移動中に何らかのいい結婚祝いの品が見つかるかもしれないからだ。
 ……にしてもつくづく思うんだが、何だって男と2人でこうして休みの日を潰しているんだろうな。
 いや、分かっている。男はムウに、女はナタルにそれぞれ結婚祝いを贈る為に男女で別れているって事は。
 それでもやっぱり、何というか微妙にこう……そう、違和感。違和感のようなものがある。
 俺の
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