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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第94話 裏切者と災禍の盟主と真相
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うになっていた所をアーシアに支えられていた。
そこからは副部長、会長、副会長も交えて、残りの魔術師達の掃討に掛かった。
「さて、そろそろ遊びは終わりにしようか」
魔術師達を倒していると、アザゼルの声が聞こえ、そちらを見ると、アザゼルとカテレアが距離を取って対峙していた。
アザゼルは懐から紫色の宝玉の付いた槍の様な短剣を取り出した。
「……それは!?」
「戦争なんぞよりよっぽどマシな俺の趣味だよ。こいつは堕天龍の閃光槍(ダウン・フォール・ドラゴン・スピア)、俺の開発した人工神器(セイクリッド・ギア)だ」
人工の神器(セイクリッド・ギア)って、そんな物を作ったって言うのかよ!?
短剣の宝玉が光り輝き出し、アザゼルは静かにその言葉を発した。
「……禁手化(バランス・ブレイク)!」
光がアザゼルを包み込む。
「堕天龍の鎧(ダウン・フォール・ドラゴン・アナザー・アーマー)」
光が止むとそこには黄金の全身鎧(プレート・アーマー)を着込んだアザゼルがいた!
人工の神器(セイクリッド・ギア)を作るだけじゃなく、禁手(バランス・ブレイカー)までもかよ!?
『いや、ありゃぁ、一種の暴走させた状態だな。たぶん、戦闘後に人工神器(セイクリッド・ギア)はぶっ壊れるな』
それでも、あそこまで行けば十分な完成度だと思うがな。
『つうか、このオーラの感じ、ファーブニルか?』
ファーブニルって、龍王の一角の黄金龍君(ギガンテイス・ドラゴン)ファーブニルの事か?
『そっ、そのファーブニル』
なんだって龍王の一角が堕天使の総督に?
『まあ、それなりの対価を支払ってんじゃねえのか』
契約って訳か。
アザゼルは光の槍を手にカテレアに手招きをする。
「さあ、来いよ」
「っ、舐めるな!」
挑発に乗ったカテレアが猛スピードでアザゼルに迫る!
ズシャァァァッ!!
「フハハ♪」
勝負は一瞬だった。
アザゼルの槍の一閃によって、カテレアは切り裂かれた。
「‥‥‥‥新世界の創世‥‥‥‥そこに貴方は必要無い!」
カテレアが最後の足掻きとして、手を触手の様に伸ばして、アザゼルの左腕に巻き付かせた!
さらに、カテレアの体に怪しげな紋様が浮かび上がる。
「三大勢力の一角を屠れるのならば、この身が滅びようとも意味がありましょう!!」
まさか!?自爆による道連れか!?
「自爆か?フン、御免被りたいね。取引としちゃあ安過ぎる!」
ズシャッ!
な!?躊躇い無く腕を切り落としやがった!?
「お前なんざ!」
「あっ、ああぁぁぁぁぁっ!?!?」
アザゼルが投げた槍がカテレアの額を貫き、断末魔をあげながらカテレアは消滅した。
「せいぜい、腕一本が良いところだ」
そう言う中、鎧が解除されて宝玉だけになり、アザゼルは切り口の止血をしながら宝玉を手に取る。

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