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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第94話 裏切者と災禍の盟主と真相
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「……たぶんですけど」
「それにしては、速過ぎるって言うか、なんの兆候も無かったけど…」
「つまり、瞬間移動みたいに現れたって事?」
「……そんな感じです」
旧校舎への女魔術師達の侵入方法について考えるけど、誰も何も分からなかった。
「ま、考えてもしゃあなしだし、今はとっととみんなと合流するか」
千春さんの言葉に頷き、移動の速度を速める。


「ハァッ!」
眼前の魔術師を斬り倒し、周りを見渡す。
「クソ、キリがねえな…」
木場達が倒したのも含めれば、結構な数を倒している筈だが、全然減っている気がしない。
「チッ!」
後ろから複数人の気配を感じ、振り返って構える!
「ドラゴン・ショット!」
『グワァッ!?』
振り返った瞬間、目の前にいた三人の魔術師を魔力弾が吹き飛ばした。
「ようやく来たか」
魔力弾が飛んできた方角を見ると、イッセーを先頭に部長や姉貴、囚われていたであろうギャスパー達がいた。
「みんな、無事か!」
「ああ!」
イッセーの呼び掛けに答えながら、イッセー達に近寄る。
部長はギャスパーを連れてサーゼクス様達が張っている結界の下へ行く。
「状況は大体千春さんに聞いた。要するに魔術師達が出てくるゲートが閉じるまでここを守れば良いんだな」
「話が速くて助かる。来るぞ!」
「おお!」
イッセー達を交えて、再び乱戦に突入する。
戦力が増えた事で少しは楽になったが、迎撃するたびに新たな魔術師が現れて、戦況は一向に好転してない。
「リアス部長!イッセー先輩!」
そんな中、ギャスパーが叫ぶ。
「……僕は……僕は…先輩の様な男になりたい…!僕を拾ってくれた部長の期待に応えたい…!だから……だから…」
ギャスパーは神器(セイクリッド・ギア)の力を抑えている腕輪を掴む!
「僕も仲間の為に戦います!」
そう叫び、腕輪を外した!
その光景を見た部長が慌ててギャスパーに静止の叫びをあげる。
「お止めなさい!?お兄様、ギャスパーを止めて!?お兄様!!」
だが、サーゼクス様はただギャスパーを見てるだけで止めようとしなかった。
そうしている内にギャスパーの双眸が輝きだす!
「僕だって…!僕だって!男なんだァァァ!!」
『ッ!』
輝きはどんどん増していき、ギャスパーを中心に眩い光がこの場を包み込んだ!
「あらあら?」
「あ?」
「一体何が…?」
「……分かりません」
光が止むと、停止していた副部長、アーシア、会長、副会長が動ける様になっていた!
「ギャスパーが暴走した停止状態を打ち消したって事?」
「ついでに奴さん達の転移ゲートも停止させちゃったみたいだよ」
そいつは朗報だな。
これで敵が現れる事も無い。
「やりやがった!スゲーぞ、ギャスパー!」
当のギャスパーは力尽きたのか、倒れそ
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