第4話
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いたがそれは次第に悲鳴に変わっていった。
遊莉(そう言えば会長って滅茶苦茶喧嘩強かったっけ…生きてるかな?あの二人…)
気弱な少年「あのっ!」
遊莉は自分に向けられたであろう声の方に視線を向ける。
気弱な少年「ありがとうございましたっ!僕のせいであんな…」
オバチャン「私もゴメンね〜止めてあげられなくて。」
遊莉「いやいや、僕が勝手にやったことですから。それに許せないんですよ、ああいう人の弱味につけこむような人達。」
気弱な少年「ねぇ僕もお兄ちゃんみたいにデュエル強くなれる?」
遊莉はその言葉を聞いてふと昔を思い出した。かつて自分も、プロデュエリストだった父に全く同じことを聞いていたことを。
遊莉「うん、なれるよ。君なら絶対に!」
遊莉は少年と目線を合わし、頭を撫でながら言った。
気弱な少年「エヘヘ」
少年は少し照れ臭そうだったが満面の笑みを浮かべた。
気弱な少年「お兄ちゃん、僕とデュエルしてください!」
遊莉「うん!いいよ、やろう!」
「あっ!ズルい俺も!」
「私もやりたい!」
「ねぇお兄さん僕のデッキ見て!」
「このカードの使い方は〜?」
「さっきのカード交換して〜」
一連の流れを見ていた子供達も遊莉に言い寄った。
遊莉「えっ!?えっ!?えっ!?」
オバチャン「アラアラ、一気に人気者ねぇ」
遊莉「ちょっ!オバチャン見てないで助けてよ〜」
オバチャン「ハイハイ、皆〜。お兄ちゃん困ってるから一人ずつね〜。」
オバチャンは手を叩きながら大きな声で言った。
遊莉「よし、それじゃあ皆!ルールを守って楽しくデュエルしよう〜!」
子供達「は〜い!」
しばらくの間店の中からはやわらかい笑い声が絶えなかった。一方で店の裏手からは悲鳴が絶えなかった。
そしてもう一方でも…
遊希「や…やっと終わった…さぁかえr」
教師「遅れた罰だ。これもやってけ」ドサッ
遊希「()()」
〜その日の深夜・路地裏〜
男「やめろぉ!やめてくれぇ!…むぐぁ!」
タトゥーの男「一々うるせぇ〜なぁ〜。」
タトゥーの男は無理矢理男の口を塞ぎながらデュエルディスクからデッキを抜き出した。
タトゥーの男「チッ。コイツも持ってね〜のかよ。“永遠”のカードをよ〜。」
タトゥーの男「もういいや。お前消えろ。」
カードを地面にばらまきながら、口を塞いでいた手に力を込めた。
男「!」
瞬間、まばゆい光と共に男の姿は無くなっていた…
「あまり事を起こ
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