第5話 みんな、翠屋に行こう
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るべきだよ」
高町め、余計なことを………
「まぁ、善処します」
「普通は気を付けますとかだと思うが………」
苦笑いしながらそう言った。
「ただいま〜お父さん」
「お帰り、なのは」
……あれ!?もう帰ってきたの?
「あれ?零治君?」
「こんばんは。ま、タカマチサマ」
危ない、危ない。口が滑るところだった………
「何かおかしい気がするんだけど………」
キニシナクテイイデスヨ………
「じゃあ、士郎さん。もう遅いので帰ります」
返事を聞かないで席から立とうとする。
だが腕を捕まれ、椅子に座らせられる。
「良いじゃないか、今日は夕食をご馳走するから家においで」
「いや、でも………」
「桃子、一人分追加な」
「ハイハイ」
「いや、ですから………」
「なのは、零治君を先に家に案内しなさい」
「うん、わかったの」
………拒否権はなしか。
何で俺の回りには話を聞かないやつばかりなんだろ………
「ふぇ、零治君翠屋の常連だったの!?」
「ああ、小4の頃からよく通ってたよ」
三人もここのケーキやシュークリーム好きだし。
「……私、一度も見たことない」
そりゃ、鉢会わないようにしてたしな。
「たまたまだろ?」
「……本当に?なんか零治君私のこと避けてる感じするから」
本当に鋭いな……
「んな分けないだろ。美人を避けるなんて男として駄目だろ」
「美人って誰?」
「はい?高町、お前のことだろ」
「えっ?…………ふえぇぇぇぇ!?」
いきなり大声だすなよ。
フェイトとリアクションほとんど一緒だし。
「わ、私なんか全然だよ!他にもフェイトちゃんや、アリサちゃんや、すずかちゃんや、はやてちゃんもいるし………」
「フェイトもそうだったけどなんで自分を過小評価すんだよ。もっと自分達に自信をもっていいだろ」
だから美人なのに19歳になっても、男の噂がないんだよ。
告白とかはされてたらしいけど………
「で、でも、私なんか……」
「でもじゃないって。男子に聞いてみな。多分全員が皆口を揃えて美人だって答えるぜ」
「そんなこと……」
「まぁ、謙虚なのもいいけどあまりにも謙虚すぎると周りから取り残されるぞ」
「そう………なのかな?」
「多分な」
「だったらその時は零治君が貰ってくれる?」
「俺なんかでよければ」
「ふぇ!?」
「冗談だよ。」
「零治君!!」
真っ赤にして追いかけてくる高町。
「もっと速く走らないと捕まえられないぞ、高町」
そう言ったらいきなり止まる。
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