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インフィニット・ストラトス if 織斑一夏が女だったら
第3話《半IS人間》
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、これが爆発物だったら、ここが一番被害が出ないからである。
俺は一つ、小さなため息をつき、胸を押さえた。
ーーこれで・・・これでいいんだ。
俺がアリーナの生徒用席に着いた時。闘いは終盤に差し掛かっていた。
箒はすでにエネルギー切れになったのか、もうその場にはいなかった。勿論、実力の差もあるだろうが訓練機と専用機では、やはり性能が違いすぎたのだろう。
二体一。ラウラは明らか疲弊していた。だがシャルと鈴もラウラほどではないか大分エネルギーを削られている。
1人で二人をここまで追い詰めたのだ。ラウラの実力は相当のものだろう。
鈴が衝撃砲《龍砲》を構え、射撃準備をしたとき。アリーナ南側の壁が爆発した。
遮断シールドが下ろされ、アリーナが見えなくなる。
鳴り響く警告音。電灯がすべて赤にかわる。
非常事態が起きたのだ。
俺は後悔をした。ーーいまさらだ。
こんなことになるとは、思っていなかったからだ。
後悔をした瞬間。遮断シールドの中が煙に包まれると同時に、俺の後頭部に衝撃が走った。
俺は朦朧とする意識の中で、静かに微笑む誰かを見た。
*
突如起きた爆発。鈴、シャルロット、ラウラは身構えた。
アリーナの遮断シールドは、ISと同じもので作られている。
つまり、それを破壊できるほどの威力の武器を持った者が、近づいているのだ。
煙の中から出てきたそれは、ISと呼ぶには異形だった。
足は少女のそれのように細いと言うのに、上半身は異様に太い。そのため体を支えられておらず、足元がおぼつかない。頭と見れるところには、ぽっかりと穴が開いている
だが、武器と見てとれるものを持っていないのだ。
「貴様、何だ。」ラウラがそれに問いかける。
瞬間、ISのセンサーが緊急警告を行った。
ーー所属不明のISと断定。ロックされています。
その瞬間。それの頭からビームが放たれた。
「ラウラッ!!」シャルロットが叫ぶ。
ーーと同時に鈴が衝撃砲をラウラに打ち込んだ。
ラウラが衝撃砲により弾かれたところに、ビームが通る。北側のシールドに当たり、爆発する。
「ビーム当たるよりはましでしょ。」鈴がラウラに話しかける。
「話している暇があるとは、ずいぶんと余裕だな」
『それ』は今、三人の機体をコピーしていた。
俺は気づいたら、整備室のなかにいた。
整備室の中では・・・人が沢山、倒れていた。
その中で、一人、立っている。豊かな金髪でスラッと背が高く、女性用スーツ
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