九校戦編〈下〉
九校戦八日目(7)×決勝戦前のミーティング
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であり防弾防刃防熱に対魔法師用の戦闘服だ。何も問題はないだろう」
深雪らに対する回答を聞いた真由美が頭上に疑問符を追加しながら、俺に訊ねてきたが先程のは見なかった事にしているので、関係ないスタッフらにバレナいように話していた。
「魔法陣を織り込む?」
「古式の術式媒体で、刻印魔法と同じ原理で作動するように出来ています。マントとローブには、着用者の魔法が掛かるような補助効果が組み込まれています」
『ホントはメモリの力をフル活用する為ですよね?お兄様』
『ああ。マントには魔法以外だとホルスターを隠す事で、ローブにはメタルメモリの効果を持つ衣類だ』
「補助効果か・・・・それ自体に特定の術式が組み込まれているのでなければ問題ないかな・・・・」
真由美の視線を受けて、鈴音もさっき見た事を忘れたかのような態度で頷いた。
「ルール上の問題はありません。ルールはそこまで想定していない、というのが正確な所ですが蒼い翼がチェックしても問題はないかと」
「これ以上事故やら問題を増やしたら、大会本部全体の人間を入れ替える事でしょうから。俺は無能な輩だけは嫌いなんでね」
試合中だからまだお祭り騒ぎが出来ないでいるが、決勝戦に進むだけで既に任務完了で新人戦優勝は決まったも同然だ。無理をするなと言われても無理をするし、本気を出すなと言うのなら、力をセーブしておくが果たして三高は俺らのルール通りな人数となるのかな?ルールはモノリスに隠された鍵を受信させる事と、全選手を戦闘不能にさせる事だ。
五十里先輩にマントとローブのチェックを依頼して、俺は最終チェックというより武装チェックをしていた。身体のストレッチもいいが、今回使うのはエレメンツだが飛んでもいいと言った烈だったので、いつ頃空を飛ぼうか悩んでいた。
飛行魔法を使ってはいけないとは書かれていないが、それだとデバイスを何個か使うので風術で飛ぶ事にした。それと五十里家は、刻印魔法の権威として知られているからか、五十里先輩本人も興味を隠そうという事はしてなかった。
「お兄様、タオルをどうぞ」
「お、ありがとう深雪。もしかして魔法でも使ったのか?」
「その辺りはお察しの通りですが、ホルスタービットを魔法として取り扱う事はアイディアとしてはとても良かったと思います」
「ま、アレはエレメンツビットを使うレオだからこそ使えるようにしたブツだ。前方だけなら、マントだけでいいが横は空いているからな」
怪我はした事ないが、もしも怪我をしたとしてもすぐに回復魔法で回復してしまう。自己修復能力ではなく、神の力の一つと言っていい程にすぐ回復してしまう。デメリットが一切ないけど、九校戦は映像を記録されているので例え肉眼では見えない事態や一瞬の出来事があっても、映像記
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