77ディオドラ戦・それぞれの戦い3
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◇ヤマト
「ヤマト、待ってくれないか?」
俺とこっちのオーフィスが戦い始めようとすると誰かが止めてきた。
「ん?どうしたんだ、イッセー?」
「イッセー?雰囲気違う……誰?」
ああ、こちらのオーフィスってイッセーに会ってるのか…
「すまない。ここは俺とオーフィスに任せてくれないか?」
いきなり来てそれか?まあ、いいけどさ。
「わかった。そのかわり必ず助けろよ?」
「おう。任せておけ。なぁ、オーフィス?」
「我………助ける」
イッセーの後ろにあっちのオーフィスが現れる。それを見たこっちのオーフィスやアザゼル、タンニーンは驚きを隠せないで居た。
「我……?」
「こっちの我?静寂な世界…いらない……もっと素晴らしい物ある」
「静寂いらない?素晴らしい物?我知らない、わからない」
「なら、我教える。だから、禍の団抜けてほしい」
「構わない。静寂得る必要無くなる、それは協力する必要がなくなるのと同じ」
この言葉でこちらの無限が味方に着いたことを意味していた……無限VS無限を期待したんだけどな……少し残念
「困りますね、オーフィス。勝手に抜けられるのは」
この場にいない奴の声が聞こえると魔法陣が展開される。
「お初にお目にかかる」
俺らの中心、そこに一人の男が現れた。貴族服を来た悪魔、彼は礼儀正しい様子で俺とアザゼルに向けて言い放つ。
「俺は真のアスモデウスの血を引く者、クルゼレイ・アスモデウス。
『禍の団』真なる魔王派として、堕天使の総督である貴殿と第四勢力葬儀社のリーダーに決闘を申し込む。それにオーフィス勝手に抜けられるのは困ります」
「静寂がいらないなら手伝う意味無くなった。だから、抜ける」
「そういうことだから真(笑)旧アスモデウスよ。ここは大人しく退くことをおすすめするぞ?」
ドンッ!
確認するや否や、そいつは全身から魔のオーラを迸らせた。色がドス黒いな……。こいつもオーフィスの蛇を貰っていたんだな
「真(笑)と旧ではない!真なる魔王の血族だ!」
いや……自分からいってる時点でアウトでしょ?
「まあ、いい。さて俺と俺の眷属達は無事にディアドラの元に辿り着いている頃かな」
俺が不意に口にしたことだが、オーフィスはそれを聞き、首を横に振る。
「ディアドラ・アスタロトにも、我の蛇を渡した。あれを飲めば力が増大する。倒すのは、容易ではない」
「クッーーハハハハハハハハハハハハッ!」
「……なぜ、笑う?」
俺がいきなり爆笑した理由が分からないのか、怪訝に首をかしげるオーフィス。俺は笑うのを止めて、奴に向けて告げる。
「蛇か。そりゃ結構なことだが
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