Another6 選ばれし子供
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ブイモンの滅茶苦茶な頼みに光子郎は顔を引きつらせ、ミミに至っては涙目だ。
ロップモン[あ、私が焼いとくからブイモンはもう1匹お願い]
ブイモン[おう]
再び川に飛び込むブイモン。
空「あれ…どうやって焼くのかしら…?」
もし出されたら自分は断ることが出来るだろうか?
未知の食材に戦慄を覚える。
大輔「でけえ草。もしかしたら大物かも」
ヤマト「本当にここは何でもアリだな」
大輔「こりゃ人間には無理かも、ガブモン、進化してくれ」
ガブモン[ええ!!?俺がやるの?]
大輔「ん?文句あんのか?そうかー、ガブモンは俺達に自分の分を譲ってくれんのか!!サンキュー」
ガブモン[やらせていただきます!!]
ヤマト「…扱いが上手いな」
デジモンは基本的に個人差はあるが大食らいである。
だから食い物を使われるととことん弱い。
ガブモンがガルルモンに進化して穴を掘り始める。
すると掘った穴からステーキ肉やら野菜やら何やらが出て来る。
タケル「お、重い…!!」
野菜を沢山入れた袋を持つのに踏ん張っているタケルにヤマトが助け舟を出す。
ヤマト「持ってやるよ」
タケルから袋を受け取り、ガルルモンの背に。
タケル「あ、ありがとうお兄ちゃん」
大輔達は大量の食材を持ってキャンプに。
アインス「さあ、みんな。食べてくれ」
全員【いただきまーす!!】
太一「久しぶりの米だ!!」
光子郎「味噌汁も久しぶりですね。」
メニューはタケノコご飯に、豚汁、巨大魚の丸焼きなど。
巨大魚を除けば、元の世界で慣れ親しんだ味にじんと来る。
大輔「あれ?丈さんは?」
太一「あっち」
大輔「ん?」
大輔が太一が指差した方を見遣ると三角座り状態で頭を抱えていた。
大輔「何やってんですか?あれは?」
ゴマモン[んー?何でも“草から食材なんて出るわけない”とかブツブツ言ってるんだよ]
大輔「はあ?」
今更何を言っているのだ。
この世界には現実世界の常識なんぞないに等しい。
それに今までだって非常識なことなど腐るほどあったではないか。
大輔「仕方ないな」
どうせなら温かいうちに食べてもらいたいと丈の元に向かう大輔。
大輔「丈さん
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