暁 〜小説投稿サイト〜
東方四乱録
〜紅霧異変〜
〜夕弥視点〜
その6
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「……成功、か」

そう呟きながら俺は宙へ『飛ぶ』。
恐らく、霊夢の能力の『空を飛ぶ程度の能力』が発動して、俺にも空を飛べるようになったのだろう。
……何故俺の髪が黒に成っているかは放置して置こう。髪が伸びているのも。

「……さて、始めるぞ?」

「いや待て待て待て!?何だよそれ!?」

「能力。後で教える」

俺が何事も無かったかの様に弾幕ごっこを開始しようとするが、魔理沙がそれを止めて説明を求める。
それに対して俺は弾幕ごっこを終えてから、と伝えてから俺は戦いを始める。
霊夢自体を俺に写したので、弾幕の質や量、スペルもあるのだろう。
宣言すればスペルは出るのか?と思いつつ、俺は試しに普通に弾幕を放ってみる。
感覚で放つ。

「っ!?」

「……えっ」

俺が感覚で弾幕を放ってみた。
……刹那、かなりの量で色とりどりの弾幕が魔理沙へと向かう。
しかも、見る限りホーミング付き。
思わず俺も驚いた。

「……っ、お前ぇぇぇえ!?」

「……すまん」

悲痛な叫びを上げる魔理沙に心の中で謝りながら、合掌する。

「くそぉぉぉお!」

魔理沙は逃げようと速く飛ぶが……

時既に遅し。
辺りにピチューンと言う音がなり響いた。





「……で、説明。」

「はい」

どうやら、俺と魔理沙との弾幕ごっこは文と霊夢に見られたそうだ。
アリスは何処からか危険を察知したのか、即座に逃走した。
俺も逃げたかったが、飛び方が分からないので、逃げるのを止め、魔理沙を介抱した。
で、俺が霊夢の力を使ったのを見られて、説明を強いられている。
今度は、適当にーとかって言っても恐らく信じないだろう。

……さて、どう説明するか_____


と、その時。


刹那


空が暗くなった。
いや、紅くなった。
空を紅い霧が覆った。

「……!まさか!?」

俺はそれを見て、目を見開いて驚愕する。

空を覆う紅い霧……それに俺は心辺りが有る。
原作では、吸血鬼のレミリア・スカーレットが外に出たいが為に起こした異変………

そう、紅い霧の異変。


それを見て、俺は真面目に、冷静に霊夢に説教をしている場合では無いと指摘する。。

「おい、霊夢。説教所では無いみたいだぞ」

「……えぇ、そうみたいね」

霊夢がそう答えた刹那、霊夢は空を飛ぶ。
そして、俺達にこう言った。

「夕弥!説教は後回しにしてあげるから一緒に来なさい!魔理沙!ぐーたらして無いで行くわよ!」

そう鋭く言ってから、文にも指示を出す。

「文!アンタは情報収集!霧の出所を探しなさい!」

その指示が皆に出た瞬間、全員は行動した。

文は風の
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