暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン死を喰らう者と絶対なる剣士
1始まりは突然に
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「…だめだ、GMコールやっても繋がらない。どうなんてんだよ?」

そんなことを言っていたら鐘の音が聞こえた。その途端に俺たちは始まりの街にワープしていた。

「ソウ!これ、どうなってるの!?」

「わからない。他の人たちもここに強制ワープされているようだ。」


そんなことを言っていると他のプレイヤーが「おい!上を見ろ!」と叫んだ。そこにはwarningと表示され、赤い液体のようなモノからローブを被った何かが現れた。

こんなことが出来るのは恐らく運営だろう、ということはログアウトボタンがないことのお詫びかな?と思っていた……



ころが俺にもありました!



「プレイヤーの諸君、私の世界にようこそ。私は茅場晶彦。」

そのあと赤いローブもとい茅場晶彦はこう説明した。
それを聞いて俺は頭が真っ白になった。
ログアウトボタンがないのは仕様だということ、百層をクリアしない限りログアウトできないこと、HPが0になる、または外部から強制的に外されるとナーヴギアの高出力マイクロウェーブで脳を破壊すること、要するに「死ぬ」ということ、そしてそれで既に213名ほどの人が死んだということ。
そして、茅場晶彦の言葉が発せられる。

『これはゲームであっても、遊びではない』

 最後に、茅場晶彦から全プレーヤーのアイテムストレージにプレゼントを贈られた。アイテム名“手鏡”、それを全てのプレーヤーが取り出して覗き込んだ瞬間、皆の身体が光輝き、その輝きが消えると、誰もがゲーム内のアバターの姿ではない、姿に変わっていた。

「これ………俺?」

隣から「これボクの顔だよ!!」のユウキの声が聞こえたので横を向くと一人の少女がいた

「お前ユウキか?」

「そうだけど。 なんでボクの名前知ってるの?」

声が少し怯えていた。
それはそうだろう。いきなりデスゲーム宣言され、見たことがないプレイヤーに話しかけられたら。

「もしかして、ソウ?」

「うん。取り敢えず来てくれ」

俺とユウキは広場から少し離れ、俺はユウキにこれからのことを提案する

「いい。 良く聞いて。 茅場の言う通りなら自分を強化しなくちゃならない。MMORPGってのはプレイヤー間のリソースの奪い合いなんだ。システムが供給する限られた金とアイテムと経験値を、より多く獲得した奴だけが強くなれる。この始まりの街周辺のフィールドは、同じことを考える連中に狩り尽くされて、直ぐに枯渇するだろう。モンスターのリポップをひたすら探し回るハメになる。今のうちに次の村を拠点にした方がいい。俺は、道も危険なポイントも全部知ってるから、レベル1の今でも安全に辿り着ける。 俺はすぐに次の街に行く。 ユウキ、お前はどうする?」

「ソウと一緒
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