Another4 冒険開始
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えか。」
目の前には大きな、懐かしい工場があった。
煙突から立ち上る排気ガス。
どこからか聞こえてくるエンジン音。
トタンの屋根もコンクリートの壁、懐かしい。
ライドラモン[久しぶりに見たな。懐かしいぜ…]
アインス「何なら見ていくか?」
大輔「いいのか?」
アインス「別に急いで先に進まなければならないという訳ではないだろう?少しくらいゆっくりしても構わないと思う」
ロップモン[私も工場を見てみたいなあ]
大輔「…分かった。行くか」
ライドラモンは工場に向かって走り出し、中に入った。
大輔「うはああ、懐かしいぜ」
久しぶりに入った工場にチラチラ周りを見渡しながら歩いた。
アインスも辺りを見回すとそこは見たこともないほど旧式の煤だらけのタンクや、逆に真新しいコンベアが樹海のように絡み合う、不思議な空間。
アインス「私は大輔達がした冒険を経験しているのだな」
大輔「はは、あん時はアインスはいなかったからな」
ブイモン[大輔、確かここら辺に隠し部屋無かったか?]
大輔「そうだな、探してみるか」
探してはみるが、隠し扉は見当たらない。
大輔は一時、首を傾げたが、あれは自分の紋章があったからだと納得させた。
アインス「この工場に大輔の紋章があったのか?」
大輔「ああ、やっぱり紋章がないから隠し部屋がないのかな」
少しガッカリしたように溜め息を吐いた大輔にアインスが苦笑した。
2人が工場を後にしようとした時。
大輔「うーん、なーんか忘れてるような…」
アインス「忘れている?」
大輔「ああ、何か大事なことを忘れているような気がしてならねえんだわ」
ブイモン[んー…あ、もしかして]
ズドオオオオン!!
大輔「…………」
アインス「…………」
ブイモン[…………]
ロップモン[……………]
突然の轟音に目を見開きながら、轟音のした方を見遣る大輔達。
すると大輔とブイモンはようやく思い出したようだ。
大輔「アンドロモンか」
ブイモン[アンドロモンだな]
全員【………………急げーーーーーーっ!!!!!!!!】
もしかしなくてもアンドロモンはこの工場に侵入してきた太一達を迎撃しているのだろう。
もしかしたらアンドロモンに負けてしまう可能性もあるために即座に向かう。
大輔「あれは…」
大輔が轟音のした場所に辿り着くと、そ
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