第5話 ナンパ?
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を散らせながら睨み合う。諸葉はそんな3人を宥めようとしたが、逆に一喝されて黙るしかなかった。仮に黙らなかったら、3人にフルボッコにされかねないからだ。幾らランクSの実力を有する諸葉でも、サツキ達3人が相手では流石に話が違う、1分も持たずに沈黙されてしまうだろう。
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一方の店員達は、どうしたら良いのかとオロオロしていた。
睨み合いが殴り合いになろうとしたその時…、
≪ツンツン≫
サツキが誰かに後ろから突つかれた。
サツキ『何よ??』
サツキが振り向いたその瞬間…、
≪ヒュン??≫
サツキ『ひっ??』
一木『……。』
一木が<双刃妖刀 虎牙,狼牙>を顕現させてサツキに刃を向けたのだ。この時一木は、殺意の念をサツキ達に向けている。
因みにサツキ達は、一木の動きに気付けなかった。
一木『ここは食事したり会話したりする所だ。これ以上騒ぐなら、ここでお前等を血祭りにしてもいいんだぞ。』
『『『……。(汗)』』』
この一言で3人は静まり、結局静乃が諸葉の隣で、諸葉の向かいにサツキ、静乃の向かいにレーシャが座る事となった。
それを確認した一木は、即座に剣を収めた。
一方のお客や従業員は血の気が引いた様な表情を浮かべていた。
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その後、諸葉達は昼食を摂り始めた。
一方のお客や従業員は、落ち着きを取り戻して会話を続けた。
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一方、店内奥では…、
『やけに騒がしいな。どうかしたか?』
先程の騒動に不信を思った店長が出て来て、従業員が事情を説明した。
『なるほど、窓際のお客様方がね。』
『ですが、何とか静まりましたが……お客様からは、大変人気となっております。』
『そうか、ならいい。??そうだ、おい、ウチの店自慢のパフェをそのお客様方にサービスしてやれ。そのお客様方を出来る限り長く、この店に留めるんだ。』
『かしこまりました。』
店員の証言に納得した店長は、店自慢のパフェを諸葉達に出す様に言った。
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命じられた店員は早速、店自慢のパフェを諸葉達に差し出した。
『どうぞ、我が店自慢のパフェでございます。特別にあなた様方にサービス致します。』
パフェは、クリームの周りに苺や葡萄を含めた10種類近くのフルーツがトッピングされたパフェだった。とはいえ、そのパフェの値段は1200円くらい、普通ならば、手を出し難いパフェである。それを諸葉達に出すと言う事は、恐らく宣伝の為だろう。
サツキ『本当?ありがとう??』
静乃『有難く頂くわ。』
レーシャ『恩に着る。』
諸葉『どうもすみません。』
麻耶『美味しそうなのです。≪ニパッ≫』
百地『早速頂くか。』
ソフィア『そうするのデース。』
諸葉達は出されたパフェを一口。
≪パク
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