10部分:第十章
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国になる為にな」
「ええ、絶対に」
四人は笑顔で言い合った。確かに今は辛い。それでも希望がある。その希望の前に自分達がいる。それがわかっていたから。彼等は笑顔になっていたのだ。
そんな四人の周りを鐘の音が包んでいた。夜になった長崎の街はまだ廃墟であった。しかし。
希望の鐘の音が街に鳴っていた。その鐘の音はまるでこれから長い間貶められ、晒されていく人々や大義がそれでも残された国や人々を見守るようであった。
アンジュラスの鐘 完
2006・7・31
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