Life10 防衛戦
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特訓???日目
ある森の中に、とある甲冑姿の騎士がいた。
白銀8割赤2割で構成された、TVゲームの敵側で現れそうな重装な魔剣士の姿をしていた。
そんな魔剣士が、先程からピクリとも動かない。
「―――――zzzzzzz」
瞑想中なのかと思いきや、甲冑から僅かな声――――いや、いびきが聞こえて来た。
如何やら寝ている様だ。
そんな時、魔剣士の近くにある魔法陣が輝きだした。
そしてそこから姿を現したのは士郎だった。
士郎は、一目で魔剣士が寝ていることに気付き、溜息を吐く。
「予想はしていたが、見事なまでに寝てるな。おい、起きろ?飯の時間だぞ?」
「zzzzzz・・・・・・・・・・・・んあ?――――ハッ!?寝てねぇ、寝てねぇぞ!?」
「思いっきり寝てたろ?別に責める気は無い。どうせ寝てると踏んでたからな」
腰に手を突きながら呆れる様にポーズを取る。
「うぐっ!?――――けど、仕方ねぇだろ!オレにじっとしてる作業なんてできると思うか!?」
「わかってる。無理だと理解しながらも、保険策として頼んだ事だからな。それよりも昨日の要望通り、ハンバーガーを作って来たぞ?」
「マジか!!?」
士郎が袋を差し出すや、魔剣士はあっさりと兜を脱ぎ置いて、袋の中から士郎特製ハンバーガーを取り出し齧り付く。
「ウッ――――」
「大声を上げるな!」
旨いと、大声で叫びそうになった金髪の魔剣士の口を瞬時に塞ぎながら、小声で注意する。
「全部お前のモノだし、取りゃあしないから大声を上げるな」
「解った。それにしても、こんなことし続ける必要あんのか?士郎」
「何度も言うが、あくまでも保険だ。何もないなら越したことはない。と言うか、喰いながら喋るな・・・」
「ぷはっ!だけどよ?士郎の知り合いの魔王?に、報告すればそれで済むはずじゃねぇか?如何してしねぇんだ?物分りのいい傑物なんだろ?あーーむ、はむはむ」
士郎の指摘に、半分ほど喰ったハンバーガーを口から取り出して質問する。
しかし、また頬張る。
「あの人にはこれ以上迷惑――――と言うか、借りを作る訳にはいかない。いざという時、向かい合えるか自信が無くなる」
「・・・・・・・・・むしゃむしゃ。――――アザゼルって奴と同じく警戒してるのか?いや、違うか。最悪敵対した時の事を考えた時の処置か。お前の家族が、悪魔のお偉いさんとかに無理矢理転生悪魔にさせられた時とかの・・・。相変わらず心配性だな」
「・・・・・・・・・・・・」
一つ目をもう完食し終えた魔剣士は、二つ目に行こうと袋を漁りなが
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