8部分:第八章
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ぼした二人は怪死してしまった。
テンプル騎士団が陥れられたこともバフォメットという悪魔が王と教皇の創作であることもわかっている。しかしそれ以上にわからないことがある。
そのバフォメットという悪魔はそれからも姿を現わしたのだ。魔女達のサバトにおいてその姿は常にあり彼女達を悪の道へと誘っている。彼は本当に創作だったのか、それともそれが実際に悪魔として生を受けたのかどうかはわからない。だがこれだけは言えるであろう。悪意というものと時として実体になる。その実体を受けたのが今もサバトに姿を現わすバフォメットであるとしたら。それは奇怪では済まされない話だ。人が悪魔を生み出し、そしてそれを世に送り出すということなのだから。
バフォメット 完
2008・4・28
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