序章 May―踊り始める現在
Does he already know it?
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としてあるだけではある。
しかし、登録されていないクアッド・ファランクスが使われているということはリブァイブを作る技術を持ったものが犯行を行ったとも推測できる。
「しばらく貴方の敷地を跨ぐことになりますがどうか許して下さい」
「……わかった」
◇
(優side―国際IS委員会フランス支部)
「それで一週間近く調査してどうでしたか?」
今回の騒動で駆けつけた国際IS委員会のトップの一人、レクス・ゴドウィン長官に簡易報告を行う。
「内部犯の可能性はほぼゼロ。現段階では消去法で亡国機業となります」
「そうですか」
「では、ここの方達に捜査を委託します」
俺にできることは一通り終わった。
ここのことなら、後は他の人にでもできるだろう。
「学園に戻るのですね」
「はい。千冬さんがうるさいので」
長官の言葉に半ば苦笑いで答える。
本分は学業だって言われてもね……。
結局仕事に呼び出され授業を休み、出席日数が足らず留年。
毎年こんなオチである。
「失礼しました」
バタンっと長官室の扉を閉める。
「『赤い靴』ね……」
デュノア社から拝借した資料に目を通す。
Slave Mode 同様、AIによって操縦者の意志と関係なく機体を強制操作させるシステム。
こんなものを積む理由は……。
(早く学園に戻るか)
俺は日本に戻るべく車を動かした。
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