第二十五話 田中中佐!本当にやったぞ路線変更!!その六
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「あの半島の再併合だ」
「ああ、そうなんですよね」
「俺達その再併合阻止の為に戦ってるんですよね」
「正直言って迷惑ですから」
「日本にとってこの上なく」
「某巨大掲示板で再併合推進と書き込む」
これはリアルでの行動だ。
「そうすれば圧倒的な否定の書き込みが返って来る」
「まあ前にやって大失敗しましたからね」
「それで日本三十六年大赤字でしたし」
「軍属に雇ったら皇軍の目を盗んで悪さしたし」
「不法移住も一杯ありましたし」
「終戦直後は無茶苦茶なこともやったし」
「一等地占領されたり」
故高倉健さんの映画にも描写がある、実際に終戦直後の神戸等は大変な事態だったという。作者も当時を知る人に直接言われたことがある。
「そうした事態になりましたし」
「もう二度と、っていうことで」
「俺達戦ってるんですけれど」
「何でですよね」
「俺達のやること為すこと非難轟々」
「世の中馬鹿ばっかりですね」
「日帝衆ならと思われているのだ」
全世界からだ。
「今度こそはな」
「前回の反省を踏まえて、ですか」
「そのうえで」
「全世界はそう思ってるんですね」
「日本人まで」
「信頼の差だ」
この二人と日帝衆のだ。
「それはな」
「信頼?」
「それの違いなんですか」
「君達への信頼はというとだ」
「ないっていうんですね」
「それも全く」
「そうだ」
まさにその通りという返事だった。
「世界で最も信頼のない人間達だ」
「信頼ゼロですか」
「文字通り」
「三国志Uでもな」
このゲームに例えてもだった。
「すぐに叛乱が起こるレベルだ」
「民忠誠度が百でもですね」
「魅力の低い奴太守にしてたら住民が叛乱起こすんですね」
「それで兵士数も人口も減る」
「そうした状況ですね」
「もっと言うと元首相レベルだ」
原発事故を起こし辞任すると言って三ヶ月は居座った輩だ。
「流石にあれ以下ではないが」
「というかあいつ最低ですからね」
「人間の屑のサンプルですからね」
「流石に俺達も」
「あそこまで屑じゃないですよ」
「だからあの輩以下ではない」
そこまで酷くはないというのだ。
「そのレベルというだけでな」
「ですか、まあとにかく」
「俺達の信頼は、なんですね」
「なし」
「全くないんですね」
「そうだ、それに対して日帝衆はだ」
敵役である彼等はというと。
「品行方正、文武両道、能力はあらゆる分野で傑出している」
「まさに人間の鑑」
「そうだっていうんですね」
「正義感に満ち義侠心に溢れ熱意の塊で公平だ」
彼等の美徳が次々と挙げられていった。
「真面目で視野が広く器が大きく」
「チートですねえ」
「人間性立派過ぎますね」
「あらゆる学問に通
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