第二十五話 田中中佐!本当にやったぞ路線変更!!その四
[8]前話 [2]次話
「作者がファンだからね」
「じゃあアニメ化の際の声優さんも決まりか」
「悠木碧さんか」
「何かもうな」
「作者やりたい放題だな」
「っていうかマジでアニメ化狙ってるのか」
「正気かよ」
正気である、そしてブルーレイやグッズの売上で印税生活さらに億万長者になることも本気で狙っている。
「そりゃアニメ化大歓迎だけれどな」
「俺達にしても」
「けれど世の中甘くないぜ」
「スーパーの黒砂糖みたいにはいかないぜ」
これが実に美味い。
「アニメ化とかな」
「その前に書籍化もあるだろ」
「そうそう上手くいくかよ」
「現実を見ないとな」
「そうよね、私もそう思うわ」
瞬も二人に同意した、このことについては。
「本当にね」
「だよな、とにかくだよな」
「アニメ化は夢見過ぎだぜ」
「ったく、この作者は」
「本当にどうしようもねえな」
「それでも私がこの作品に出ることは決定してるわよ」
瞬は二人にそのことはと断った。
「今回からね」
「主役の座を奪うライバルかよ」
「それになるのかよ」
「そうよ、私はあんた達の正体を知ってるしあんた達も私の正体は知ってるけれど」
今ここで会ったからだ。
「このことはお互いにね」
「ああ、言わないってことでな」
「それはわかってるさ」
二人もこう答えた。
「ちゃんとな」
「わかってるぜ」
「だから俺達もな」
「あんたのことは言わないぜ」
「私もそうするからね」
この辺りは紳士協定であるがしっかりと誓い合った。
「さもないとストーリーが成り立たないからね」
「だからわかってるさ」
「俺達だってな」
二人もしっかりと約束する。
「最低限のこと位は守るさ」
「人間としてな」
「そうしましょう、作品を続ける為にも」
「屑は屑でもルールがあるんだよ」
「最低限のな」
二人もその程度のことは守るのだ。
「しっかりとな」
「だからいいんだよ」
「しっかりと守ってな」
「それでだよ」
「お互いに守って」
「しっかりとやっていこうな」
「そのうえで主役になってみせるわ」
瞬はこのこともだ、二人に宣言した。
「正々堂々とね」
「へっ、主役の座は守るぜ」
「どんな手段を使ってもな」
「相手が日帝衆でもあんたでもな」
「主役の座は渡さないぜ」
こう言うのだった、そしてだった。
そのうえでだ、瞬にまた問うた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ