第二十五話 田中中佐!本当にやったぞ路線変更!!その一
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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第二十五話 田中中佐!本当にやったぞ路線変更!!
「おいこら待て!」
「何だこのタイトル!」
早速例の二人が怒りだした、まだ変身はしていない。
「路線変更って何だ!」
「俺達主役降板かよ!」
「そんなの誰が許すんだ!」
「許す奴は死刑!」
某ガキでかみたいなことまで言い出す始末である。
「これ読んでる読者、わかってるな!」
「俺達が主役のままでいいって作者に言っておけ!」
「わかったな!」
「わからない奴は覚えておけ!」
「っていうか路線変更って何するんだ!」
「本当に主役交代か降板か!?」
「いいから二人共落ち着け」
騒ぐ二人に二人の担任である岡田先生、某サッカーの岡田監督そっくりの顔立ちとスーツ姿の先生が言った。尚教科は理科である。
「二人共授業中だぞ」
「そう言いますけれどね、先生」
「作品が大きくそれも悪く変わろうってしてるんですよ」
「俺達を主役から下ろすとか」
「最低最悪じゃないですか」
「そうか?」
先生は至って冷めていた。
「というか君達が主役か」
「そうですよ、何言ってるんですか」
「俺達が主役じゃなくて何なんですか」
「青春真っ盛りの高校生」
「この作品の良心ですよ」
尚二人がジャスティスカイザーであることはこの作中では悪田部と彼の周りしか知らない、絶対に知られないことだ。
「その俺達が主役じゃなくてどうするんですか」
「こんないい主役いないですよ」
「作者はそれがわかってないんですよ」
「すぐに読者サービスに走るんですよ」
「そうか、しかしだ」
二人にまた言う先生だった。
「今は授業中だ」
「先生、授業と主役交代どっちが大事ですか?」
「そんなの言うまでもないですよね」
二人は先生に今度はこうも言った。
「やっぱりあれですよね」
「主役の件の方がですよね」
「作品の最重要事項ですから」
「これ以上はない位に大事じゃないですか」
「授業に決まっている」
先生は極めて冷静なままだった、二人にも言う。
「当たり前のことだ」
「俺達が主役じゃなくてもいいんですか?」
「天下の一大事だってのに」
「この作品の方向性が変わるんですよ」
「こんな大事なことないじゃないですか」
「脇役には関係のないことだ」
言い切った、またしても。
「だから先生にとってはどうでもいい」
「うわ、ひでえ」
「それが担任の言うことかよ」
「俺達の担任だってのに」
「それはないですよ」
「君達は日頃の行いをあらためるべきだ」
またしても言った先生だった。
「絶対にな」
「煩悩を捨ててですか」
「そのうえで」
「そう
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