怒濤の対決、ナツvs.ラクサス
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しまい、ウェンディたちは驚いている。
「何が起きたのじゃ?」
マカロフさんは一人冷静に俺に質問する。
「一撃でナツさんが落ちました」
「「「「・・・・・」」」」
炎を纏って殴りかかったナツさん、だけど、その拳が届くよりも早くラクサスさんがナツさんを叩き落とし、一瞬で勝負がついてしまった・・・そんなのありかよ・・・
「次の勝負が始まっちゃうよ〜!!」
「大丈夫!もうすぐ着くわよ!!」
シャルルの言う通り、俺たちは公園の入り口まですでに来ている。よし!!ナツさんは気の毒だけど、ガジルさんとラクサスさんの決闘は止めないと!!
俺たちは公園の中に走り込むと、なぜかマカオさんたちがどこかに向かって走っていく。
「ふざけんな!!絶対逃がすな!!」
「うおおおおお!!山狩りこそ漢!!」
「見損なったぞ!!ガジル!!」
どうやらガジルさんがナツさんの瞬殺を見て怖じ気づき、逃げ出してしまったらしい。でもよかった〜、とりあえず間に合って。
「ナツー、大丈夫?」
ハッピーがナツさんを揺するが、ナツさんはあまりのダメージに起き上がれない。すると、そんなナツさんを見つめていたラクサスさんが俺たちの視線に気づき、向き直る。
「「・・・・・」」
ただ静かに見つめ合う二人。俺たちはそれをただじっと見つめている。
しばらくすると、ラクサスさんがどこかに向かって歩き出す。
「待てよラクサス!!」
ビッグスローさんの声など聞こえないかのように、ラクサスさんはこちらに一瞥もなく去ろうとしている。
「このまま妖精の尻尾に戻ってきてよ!!」
「マスター!!いい加減ラクサスの破門を解いてくれ!!マスター!!」
フリードさんがマカロフさんに懇願するが、マカロフさんはただ静かにラクサスさんの背中を見ている。
そのまま、ラクサスさんはどこかに行ってしまった・・・
こうして、ラクサスさんとナツさんとの決闘は終了し、決闘祭りも完結した。
その後、俺とウェンディは、決闘を放り出してどこかに逃げてしまったガジルさんを探しに行き、セシリーとシャルルはハッピーと一緒にギルドでガジルさんを待つということになった。
その日の夕方、妖精の尻尾にて・・・セシリーside
「ガジルくんどこ行ったんだろうね」
「まったく・・・自分からケンカ吹っ掛けておいて逃げるなんて・・・」
「ガジルの奴、ふざけたことをしおって」
僕たちはギルドでガジルくんの帰りを待っています。でも、たぶん帰ってこないと思うんだよな〜。だって逃げたなんてカッコ悪いとガジルくんなら気に
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