暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
怒濤の対決、ナツvs.ラクサス
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いた。

「このチョコバナナおいし〜」
「あんまり食べ過ぎるんじゃないわよ」

セシリーはチョコバナナを頬張り、シャルルはその横で綿飴を食べている。お前らまで・・・いや、いいんだけどさぁ。

「なんでこんなお祭りみたいになってるのかなぁ?」
「う〜ん・・・」

俺の考えだと、大方ナツさんたちの決闘を聞き付けて、マカオさんとかが盛り上げようとした結果だろう。それにしても、たかが決闘でここまでするか?

『COOL!!COOL!!COOL!!』

俺たちがあまりのことに呆れていると、ステージでは見覚えのある人がマイクを持って大騒ぎしていた。

『皆さん!!お久しぶりです!!週間ソーサラの記者、ジェイソンです!!』

その人は俺たちが7年前に24時間耐久ロードレースで司会を務めていたジェイソンさんでした。ジェイソンさんもあんまり変わってないですね。お元気そうで何よりです。

『7年ぶりの再開!!そして、決闘祭り!!僕は、この日を絶対忘れませ〜ん!!』

ジェイソンさんはステージ上で大泣きしながらも俺たちの帰還を喜んでくれているようだ。青い天馬(ブルーペガサス)蛇姫の鱗(ラミアスケイル)の方以外にも、俺たちのことをみんな心配してくれてたんですね。

『えーではでは、皆さんおまちかねのゲストをお呼びしましょう!!我らの歌姫、ミラジェーン!!』
「イエー!!」

ジェイソンさんの紹介で登場したのはミラさん。ミラさんの登場で公園にいる人はみんな歓声をあげる。

「すごい人気だね〜!!」
「さすがはミラさん」

セシリーと俺はその歓声を聞き、改めてミラさんの人気がすごいものなんだと思った。

「今日はロックでいくわよ」

ミラさんはウインクして会場の人たちにそう言う。ミラさんがロックとかいまいち想像できないけど・・・どうなるんだ?

「いいぞ姉ちゃん!!」
「景気よくよろしく!!」

ステージ上のミラさんにエルフマンさんとリサーナさんが叫ぶ。しかし、

「と・・・思ってたんだけど、ちょっと喉の調子が悪いのよね」
「「「「「「「「「「ええええっ!!!」」」」」」」」」」

ミラさんが喉を押さえながらそう言うと、会場からは残念そうなため息混じりの声が聞こえる。

「ミラさんの歌、聞いてみたかったのに〜」
「さすがに喉の調子が悪いんじゃ、しょうがないんじゃないの?」

俺も少し残念だけど、ミラさんの歌はまたの機会にお預けですね。

「そんなわけで、私の代わりにここに立つ、魂のシンガーをご紹介します。どうぞ!!」

ミラさんはそういって後方に手を伸ばし、代わりに歌う人を紹介する。そこにいたのは、白いスーツを着て、手にはギターを持っているサングラスをしたガジルさんがいた
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