怒濤の対決、ナツvs.ラクサス
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えている。
「いいだろ」
「「よっしゃー!!」」
なんとラクサスさんはナツさんたちの挑戦を受けてしまった。やれやれ・・・この人たちは・・・
「まさかあの人たち、ここでケンカするつもり〜!?」
「本当騒がしい連中ね」
その様子を見てセシリーは慌て、シャルルは呆れる。
「シリル!!止めないと!!」
ウェンディも慌てた様子でナツさんたちを止めようと言う。確かに、3人の力がぶつかり合ったら、森が大変なことになるかもなぁ。
「んじゃナツ、お前からだ」
ナツさんは拳に炎を纏い、ラクサスさんは体に雷を覆わせる。いよいよまずくなってきたぞ!!
「止めるぞ!!」
「うん!!」
俺とウェンディは急いでナツさんたちのところへと走り、大きな声を出す。
「「そこまでです!!」」
「ん?ウェンディ、シリル」
ナツさんは俺たちに気づき、こちらを向く。
「皆さん、ケンカはやめてください」
「こういうことは、ちゃんと段取りを踏んだ方がいいと思います!!」
俺とウェンディはそれぞれケンカを止めようと・・・ん?
「段取り?」
「なんだそりゃ・・・」
「う・・・ウェンディ?」
俺はウェンディの言葉を聞いてウェンディが何をしたいのか分からなくなる。
「勝負は、明日です!!」
ウェンディはナツさんたちを指さしそう言う。あれ?俺の予想してた止め方と違うぞ?
「意味わかんねぇけどわかったよ。んじゃ勝負は明日だ。場所は、南口公園空の木の下だ!」
「じゃあ俺はその後だ」
「・・・勝手にしろ」
ラクサスさんはその場から去っていく。ウェンディはそれを見てひと安心したようで、ほっと胸を撫で下ろす。
「よかったね〜、ウェンディ」
「うん!!これでひと安心だね!!」
セシリーとウェンディは二人でこの場を納めたことを喜んでいる。
「これ、どうするつもりかしら・・・」
「だよなぁ」
一方、俺とシャルルは浮かない顔を浮かべている。だって、これってこの場を納めただけで実際ケンカの問題を回避したわけじゃないし・・・決闘が明日に変わったってことは、その分広まる可能性が増えたということ・・・
「なんだか、嫌な予感がするわ・・・」
「俺もだ・・・」
シャルルと俺はこの後に起きると思われる事態を想像し、頭を抱えたのであった。
夜、南口公園空の木付近にて・・・
「何これ・・・」
「すごいことになってるなぁ・・・」
俺とウェンディは今、明日のナツさんたちの決闘場所である南口公園に来ている。そこは、たくさんの出店があり、まるでお祭りのように賑わって
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