76ディオドラ戦・それぞれの戦い2
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い返す。するとオーフィスは真っ直ぐこちらを見つめて言った。
「故郷である次元の狭間に戻り、静寂を得たい。ただそれだけ」
――っ!
そ、それが理由だってのか? 次元の狭間。簡単に言うなら、人間界と冥界、人間界と天界の間にある壁のことだ。世界と世界の分け隔てる境界。そこは何も無い「無の世界」と言われている。
オーフィスはそこから生じたのは知っていたが……。
「……ホームシックかよと普通なら笑ってやるところだが、時限の狭間ときたか。あそこは確か――」
俺の言葉にオーフィスはうなずいた。
「そう、グレートレッドがいる」
次元の狭間は現在、奴が支配している。なるほど、オーフィスは奴をどうにかして次元の狭間に戻りたいのか。
まさか、それを条件、グレートレッドを追いだすのを条件に旧魔王派の悪魔や異端児に懐柔されたってのか?
「下らんな」
俺、タンニーン、オーフィス以外の第四者の声が聞こえる。
「ヤマト!」
そう、第四者は第四勢力葬儀社のリーダーの聖神ヤマトだった。
「くだらない?」
「あぁ、ものすごくくだらない。次元の狭間で一人でいるのか?下らなすぎて笑えてしまうな」
おいおい、無限の龍神相手に下らないとかいえる奴なんていねえぞ
「その根性を叩き潰してやるよ」
聖神と龍神の戦いが始まろうとしていた
続く
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