一話 悲惨ってレベルじゃねぇよな
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ていた
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六時間目が終わり、掃除の時間になった
まぁ真面目に掃除をやる奴なんてこの学園にはいるわけがない
俺は山崎と飲み物を飲みながら話していた
山崎「いや〜それにしても今日は楽しかったなー!」
「あぁ…このままなにも起きなければな」
山崎「これからなんか起こるって言うのかよ?」
「さあな…射撃部の部長がまだ俺を狙ってるような気がするんだよ…」
山崎「お、おう…かもしれないな…だってそこにいるもん…」
山崎が少し怯えながら呟く
「はぁ?どういうことだ?」
そう言って前を向くとそこには雪吹光が銃を向けて笑っていた
雪吹「なぁ…氷室…ちょいと実験台になってくれねぇか?」
最高のゲス顔で言われた
一応先輩に誘われたんだ
内容だけでも聞いてみよう…
「な、なんの実験ですかねー?」
雪吹「それはなぁ、改造した銃の試し撃ちにお前を撃って威力を試そうって事なんだが…やってくれるよな?」
「すみません!お断りさせて頂きます!」
深々と頭を下げてから謝る!
そして全力で逃げる!もちろん、山崎と一緒に!
雪吹「断れてもねぇ…背中を向けた時点でもう的だよ?」
と言って雪吹は引き金を引く
その銃から放たれた弾は俺の肩をかすった
かすっただけのはずなのに血が出てきた…
それでも足を止めず走り続ける
「…ってぇ!改造したってレベルじゃねぇ!人殺せるぞ!あれ!」
山崎「まじかよ!冗談じゃねーぞ!てか何で俺まで逃げてんだ?」
「知るかよ!喋る余裕があるんなら走れ!」
山崎「てか逃げられんのかよ!あいつ追いかけてきてるぞ!」
「あれをやるしかねぇ!飛び降りるぞ!山崎!」
山崎「飛び降りって…正気かよ!ここ二階だぜ?」
「やるしかねぇよ!いくぞ!」
パリン!
窓ガラスを突き破って飛び降りる…
下は芝生なので最低限の足の負担ですんだが結構痛かった
飛び降りた二階を見ると雪吹の姿があった
銃を使えるのだから撃ってくれば良いのを撃たずに見ているだけであった
もちろん俺達は警戒して奴の射程外まで走って逃げた
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山崎「いやぁ〜焦ったな〜!」
「全くだ…」
一応逃げきったようだが完全に目をつけられた
これからの生活がかなり危なくなった
まぁ、これも青春ってやつなのかな?
山崎「ところで…無事生き残れたからさ!俺ん家に来いよ!家、パン屋やってるからさ食ってけよ!」
「じゃあお邪魔させてもらうかな…」
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