暁 〜小説投稿サイト〜
学生活
一話 悲惨ってレベルじゃねぇよな
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
入学してから早一ヶ月今日もいつも通り登校している
いつも通りって行っても決して平和な生活ではない
むしろ命の危険がある!
教室に入るといつも通り山崎がこっちを振り向き手を振ってくる
自分の席につくと山崎が近寄ってきた

山崎「なぁー冬季!今日暇か?」

「あぁ…今日何事もなかったら暇だな…」

山崎「なんだ?用事あんの?」

「この学園にはキチガイ共が多いだろ?だから絡まれなければ隙だ」

山崎「絡まれねぇといいな!俺も絡まれねぇようにしなきゃいけないし」

絡まれると本当に厄介…
俺は入学してからの一ヶ月間で一回だけ要注意人物に狙われた

雪吹(いぶき)(ひかり)二年C組

奴はこの学園の射撃部の部長でこの学園一の銃使い
この学園は、八年生まであるのだが奴は二年生で部長をするというかなりの大物らしい
他には剣道部は主将と副主将が俺と同じ一年生だったり…しかも小学校からの仲とか…
他にもあるらしいが俺にとってどうでもいいことなので知らない
それ以前に知りたくない!

担任「チャイムなるぞー席につけ!」

担任が生徒が席につくのを確認し出席確認を始めた
出席確認が終わり先生の話と言うことで担任が話始めた

担任「えー今から席替えをする」

クラスがざわつき始める
まぁ普通はそうなるよな…
当然席替えをするって言われたらさすがにビックリするよな…
席替えした、真ん中の列の後ろから二番目の席だ
ちなみに、俺の後ろは山崎であった
授業に集中させてくれるといいのだが…
そんなことを思っていた
すると一時間目の授業で早速…

山崎「おい…冬季…知ってっか?」

小声で話しかけてくる

「知らんし…興味もない…」

山崎「そう言わず聞けよ…実はな…あの国語の教師…ズラらしいぜ…」

「そんなの言わなくてもわかるだろう…だってあれ風でずれてるじゃん…」

山崎「そんでな…俺考えたんだ…釣竿使ってあのズラを空に舞わせようって…」

「出来んのかよ…そんな大技みたいなこと…」

山崎「もちろん!このために…俺は釣りの技術上げてたのかもしれない!」

「バカか…お前…いやバカだな…」

山崎「とりあえず見てろって…」

そう言って机にかけてあったカバンから折りたたみの釣竿を取りだし組み立てた
そして教師のカツラ目掛けて釣竿を振った
見事針はカツラにかかり釣り上げた…
カツラが空を舞う瞬間である…
空を舞ったカツラが教室の床に落ちる…
落ちた後…クラスの男子が吹き出した
それに続いて次々と生徒が笑いだした

山崎「どうだ?簡単だろ?」

山崎は満面の笑みで話しかけてくる

「確かに…面白いな!」

いつの間にか自分も笑っ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ