〜紅霧異変〜
〜夕弥視点〜
その4
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き、文はほっと息を吐いてから、俺と距離を詰め、顔を近付かせ、愚痴の様に喋る。
「あ、貴方って人は!?女性に対して本気にさせる様な行動をして置いて、冗談だ、で済ませるんですね!?そんな人なのですね!?先程私は初めての相手を貴方に捧げる覚悟で目を閉じたのに、貴方は額にキスして私の覚悟を無駄にしたんですよ!?其処をしっかりと意識して下さいます!?」
流れ出るように喋り始めた文は、俺に向けて説教に近い事を怒鳴り始めた。
しかし、多少問題発言……爆弾発言が含まれているのをしっかりと聞いていた俺は、其処を指摘する。
「……初めては、俺で良かったのか?今のを聞くと、俺でも良かった、ともそ取れるんだが。」
そう言うと、文は顔をうつ向かせ、小刻みに震え出した。
そして、小さくポツリと呟いた。
「………か………」
「……あ?」
「こんのっ、馬鹿ぁぁぁぁ!」
そう叫びながら、文は俺を思いっきり殴った。
……文に殴られた辺りの其処からは、俺の意識が無い。
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