5.デスゲーム
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
一人や二人ではない。
手の中でささやかな破砕音とともに、手鏡が消滅した。
「なんで・・・・・・」
周りの喧騒を聞き流しながら呟いた。またもタイミングよく茅場が話し出す。
なぜ茅場昭彦という人物がこんなことをしたのかを。
『―――目的はすでに達成した』
言葉が続く。茅場の声には今までとは違い、少しだけ感情が浮かんだように感じられた。
『なぜなら・・・・・・この状況こそが、私にとっての最終的な目的だからだ』
誰もが静まり返って、黙って聞いている。
『―――そして今、全ては達成せしめられた』
短い間。元に戻った無機質な声で茅場は続けた。
『・・・・・・以上で《ソードアート・オンライン》正式サービスのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君の―――健闘を祈る』
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ