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K's−戦姫に添う3人の戦士−
2期/ヨハン編
K15 輪廻転生の定義問答
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つけたいわけではないのに。

「そんなヨハンに、あたしの気持ちなんか分かるもんか!」

 これ以上は耐えられず、切歌は踵を返してヨハンの前から走り去った。

(神様はいじわるデス…何で、何でアイツばっか、調の…っ)






 切歌が去ってから、ヨハンは街に出た。

 行き交う通行人の顔はどれも明るい。きっとこれほど悄然と歩いているのはヨハン一人だろう。

(何がいけなかったんだろう。僕が言ったことが切歌の琴線に触れたのは間違いない。それとも、僕自身、恐れてるんだろうか? マリアがマリアでなくなってしまうこと。それが表に出て、切歌に悟られたんだとしたら……怒らせてしまって当然かもしれない)

 人気がない道で、ヨハンはついに足を止めた。
 顔を上げれば、東京スカイタワーが遠くに見えた。

(そういえば今日は、マムとマリアはあそこに出かけるって言ってたっけ。人と会う約束があるって言ってたけど。新しい資金援助者(スポンサー)でも見つかったのかな)

 見上げていたスカイタワーの上の階層――が、爆発した。

「な…っ」

 爆発を合図にしたように、鳥型ノイズが数十、スカイタワーを囲むように現れた。
 ノイズたちが展望台に突っ込み、展望台でも爆発が点々と起き始める。

 周りの通行人が、悲鳴を上げて逃げ去っていく。当然だ。ただの人間にとって、ノイズはそれそのものが死を意味する。まさに出会ってはならない脅威で凶器。

 人が道からいなくなった時を見計らい、ヨハンはペンダントを出して息を吸った。



           「 ――Cerena tear Claiomh-Solais tron―― 」



 ――星屑を掬い剣は金色(こんじき)に輝く。

 炸裂する、シンフォギアの粒子が個体に戻る際の光。解除されては四肢を覆うギアの駆動に身を任せる。

 ギアの装着が終わるや否や、ヨハンは手近なビルの屋上へ跳び上がった。
 高い場所に上がれば、東京スカイタワーがはっきり見えた。展望台がある階層を中心にノイズが群がっている。

 ヨハンはそのビルからジャンプした。
 ビルからビルを伝ってスカイタワーへ向かう。その間にもノイズは暴れ、スカイタワーから煙が上がっていた。

(妙だ。ノイズだけなら、タワーで点々と起きる爆発はどうして。ノイズの粉塵爆発にしてはポイントがズレすぎてるし……まさか、マムとマリアが面会してる相手って!)

 忸怩と叫びたい心を抑え、ヨハンはさらに高さがあるビルへと移る。


 空飛ぶノイズの群れを見下ろす。ヨハンはその中から適当に1体を見繕い、跳んだ。
 狙い通り。ターゲットにした飛行ノイズに取り付くことができた。

 ヨハンはす
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