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インフィニット・ストラトス if 織斑一夏が女だったら
第1話《スコール》
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にはやらねばいけないときがある。それが、今だ。次の言葉を発しようとしたとき、素早く竹刀が振り下ろされる。
ースパンッ
この人は、読心ジツでも持っているのだろう・・・か。
「先・・・ご飯食べてきます・・・」痛む頭を撫でながら、俺はすごすごと部屋を出る。
ここまでが、テンプレである。
夕食を終えて、部屋に戻ると、一通メールが来ていた。
箒はまだお風呂だろうか。
見たこともないアドレスだ。これまで、出会い系サイトからまったくモテなかった俺だが、ついに春がきたのだろうか。とすこし、興味がありメールを開いた。
メールの内容は、こうだった。
『千冬さんより強くなりたくありませんか?
織斑一夏君』
俺は最初、意味がわからなかった。
俺が性同一性障害ということは、千冬姉しかしっていないはずだ。
じゃあ。この人はいったい。
最後に、日付と地図の画像が写し出されていた。
その日にここに来い。と言うことだろうか、その日はクラス対抗戦の日付である。
なんにせよ、俺のことを知っている人がだれなのか、興味がある。いや、興味よりは恐怖があった。
千冬姉しか知らないことを、知っている。
千冬姉、が秘密をばらすようには思えない。つまり、この人物は、俺のことを調べたのである。
いったい、何が目的なのだろうか。
*
クラス対抗戦当日。俺は俺のクラスの代表、セシリアさん、というより鈴の応援をしたかったがメールの場所へ向かうことにした。
そこはIS学園から、徒歩10分ほどのところにある倉庫だった
高校の体育館ほどの大きさの倉庫の回りには、雑草が好き勝手にはえている。
ドアに鍵はかかっていなかった。錆び付いたドアを横にスライドさせる。ガガガガと大きな音をたてドアが動くと、倉庫内の鉄っぽい匂いが鼻をついた。
中は倉庫というのは名ばかりで空だった。長い間使われていないのか、天井には穴が開き、床の埃が光に群がる蚊のように舞っている。
不意に後ろから、驚くほど澄んだ声がした。
「織斑一夏君。来てくれて嬉しいわ。」
気配もなく、自然に、後ろにたっていた女性は『スコール・ミュゼール』と名乗った。
その女性は、豊かな金髪でスラッと背が高い。ウエストが細く女性用スーツが板についている。
スコールさんは
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