Another1 逆行
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
世界を救い、英雄となった大輔達はそれぞれの道を歩み、愛した人と結婚して子供を作り、子供達に自分達の意志を受け継がせて、やがて年を取り、家族に見守られて息を引き取った。
はずだったのだが。
大輔「おい、これは一体全体どういうことだ。説明しろクソ爺」
アリサ「私達一応、年取って死んだはずよね?何で若返った挙げ句生き返ってんのか説明しやがれくださいな?」
優しそうな笑顔ではあるが、こめかみに青筋が浮かんでいる。
ゲンナイ「まあまあ、落ち着きなさい。」
全員【これが落ち着いていられるか!!】
のほほんとしているゲンナイの発言に大輔達の尤もな叫びが炸裂した。
ゲンナイ「さて、そろそろ本題に入るとするかの。お前達は確かに人間としての一生を終えた。しかし魂だけはデジタルワールドに留まらせていたのじゃよ」
大輔「理由聞かせてくれるか?ゲンナイさん」
ゲンナイ「うむ、かつてお前達が幼い頃に2つに切り離していた世界を1つにしたが、全く状況が異なる世界を強引に1つにしたためか、デジタルワールド全体に異常が発生したのじゃ」
全員【それで】
ゲンナイ「うむ、このまま放置していると、次元が崩壊するじゃろうな」
全員【何いいいいいいいいいいいいいいいいいい!!?】
あっけらかんと言い放つゲンナイと衝撃の事実に驚愕する大輔達。
ブイモン[どうしてそんな状態になるまで放っておいたんだ!!というか気づかなかったんだ!!?]
ゲンナイ「だってもう何も起こらないと思ってたんじゃもーん♪」
全員【(殺してえ…!!)】
そう思ってしまった大輔達に罪はないだろう。
ゲンナイ「という訳で単刀直入に言おう。お前達、過去に戻ってくれぬか?」
全員【はあ?】
ゲンナイ「ハッキリ言わせてもらえば、今の選ばれし子供達は練度は年老いたお前達と比べても格段に低い。今の子供達ではなく今のお前達に戦って貰った方が安心出来るのじゃよ」
大輔「ふーん、で?俺達にどうして欲しいんだ?」
ゲンナイ「先ずは大輔が1999年の8月1日に、太一達と共に戦うんじゃ。」
大輔「げ」
嫌そうに顔を顰める大輔。
大輔「(何で俺ってこんなんばっかなんだよ畜生…)」
ゲンナイ「ああ、安心せい。」
全員【ん?】
ゲンナイ「お前達の仲間や一部の家族も戻すからの」
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ