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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
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朝露の少女
第30話
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アスナは…、
アスナ『??≪ピシャー??≫』
背後に雷が落ちた。
アスナ『いつヤッたの??』
ショックを受けたアスナはキリトに詰め寄った。
キリト『え、いや……』
アスナの問いにキリトはタジタジになった。
アスナ『いいから白状なさい??いつヤッたの??言わなければ殺す??』
キリト『うう……。』
アスナに詰め寄られたキリトは白状した。
ヤッたのは、キリトがサチと結婚して新居に引越した晩、つまり1週程前にサチはキリトに純潔を捧げた(ゲーム内ではあるが)と言う事になる。
アスナ『押し倒したの?』
キリト『あ、ああ……』
アスナからの質問にキリトは白状するしかなかった。仮に白状しなかったらアスナ達3人からフルボッコにされかねない。
サチ『正確には、私から願ってだけど……。』
しかもサチからの願望で、であった。
ーーーーーーーーーー
まあそう言う話は置いといて…、
12:00になると、ユイは目を覚ました。
折角なので、アスナ達3人は昼食を食べて行く事にした。昼食には、サチ特製の激辛タコス。とはいえ、シリカでも食べられる様に辛さは前持って調節してある。
シリカ『辛さを調節してあるとはいえ……』
シリカ『流石に辛いですね。』
アスナ『そうね。』
だがそれでも辛いのか、アスナ達3人は辛さに悶絶していた。
キリト『そうか、俺は大丈夫だけど……』
だが、キリトは平気な様だ。
ユイにはホットケーキを用意した。
が…、ユイはキリト達が食べる激辛タコスに目がいった。
キリト『ユイ…これは凄い辛いんだぞ。』
シリカ『そうだよ、ユイちゃんには……』
リズベット『流石に…ねぇ……』
アスナ『早いと言うか……』
サチ『ユイちゃん、ホットケーキの方を食べて。』
キリト達は慌て出した。
実はこの激辛タコス、以前サチがヒースクリフに差入れした時、ヒースクリフはあまりの辛さに悶絶して2,3日程寝込んだ事がある。
とはいえ、その時のタコスは辛さが調節してなかった方のタコス。
今回のはそれ程ではないが、アスナ達が悶絶する程の代物。下手をすれば味覚破壊は免れない。
ユイ『……、パパと同じのがいい。』
『『『『えっ??』』』』
ユイの言葉を聞いたキリトを除いたみんなが驚いた。
キリト『そうか、ならいいだろう。』
そう言ったキリトはタコスをユイに渡した。
ユイ『はむっ、モグモグ……。』
ユイはタコスにかぶりついた。キリト達は心配そうにユイを見守る。
ユイ『美味しい。』
ユイは笑顔で言った。それを聞いたキリト達は安堵した。
リズベット『ほお〜、中々根性がありますな〜〜。』
シリカ『凄いねユイちゃん。』
アスナ『えらいわねユイちゃん。』
サチ『本当だよユイちゃん。』
キリト『俺はお前を誇りに思うぞ
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