吸血鬼、住民と話す
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「ん…あァ?」
目を覚ますとどこかの部屋にいた
部屋の構造は自分の部屋と同じだが
幾つか家具が配置してあった
そして、周りには6人の男女がいた
オマケに身体も縛られている
「ぐぬぬ…」
力を入れるが、簡単には千切れそうにない
そのうち、銀髪の男が話しかけてきた
「そいつは普通の人間にゃ千切れねーぞ
なんてったって閻魔特製の縄だからな
…で、何だ?山田をミイラにし、
Jをナイフで全身に傷を負わせた、と
今は回復してるからいいが…
お前何もんだ?
まずはそっからだ」
銀髪の男は面倒くさそうな口調だ
「先にお前が名乗れ」
「あー、いいよ、
俺の名はアンドリュー、ここの管理人だ
で、お前は?」
「…DIOだ」
「名字は?」
「そんなもの捨てた」
「あァ?何で…」
「黙れ、お前のような奴に話す必要はない」
「ムカつくやつだな、お前
で、生前は何やってた
何人殺した?
ここに来るってことは殺人鬼かなんかなんだろ?」
それを聞いて思わず、
少しだけだが笑ってしまう
「フッ…殺人鬼だと?
このDIOをそんなちんけな存在と一緒にするんじゃあない
俺は…帝王、世界を支配する力を持つ男だ!」
パワーを全開にし、
何とか縄をちぎり、
指を男の首に刺しこみ、
そしてすぐに血を吸い出す
「このDIOをッ!
ただの人間と侮ったのがミスだったな!」
苦しそうな声を上げているが構わず進める
周りの奴らが止めに入ったがすでに遅い
こいつはもうほとんどミイラ化している
「殺した人数は…今更数えられん
だが300人は殺したはずだ」
背後にワールドを出現させ飛びかかって来た
ドレスの女と女装男を床に押し付ける
「お前達がこの俺に刃向かおうなどと!
それはまさに『無駄』なことだッ!
さあ!時よ止まれ!」
[ブゥゥン]
「さて…また一人血を吸ったが…
違和感があるな…
やはりジョースターの血が一番美味い!」
ドシュッ…ズキュン…ズキュン………
床に押し付けた二人から同時に血を吸い取る
「…ムッ?このドレス姿の女…
普段から他人の血を摂取しているな…?
それも適当ではなくそれなりに選んでたりするのか
なかなか美味いじゃあないか…こいつは使えるな」
体を抱き起こし、髪先から肉の芽を出す
だが、額に埋め込む直前に
何者かから腕を掴まれた
「何ッ!?貴様なぜ動ける!何者だ!」
背後にいたのは金髪のニコニコとした男だった
「名乗るのが遅れたね、
僕の名はアルヴァンス
なぜ動けるかは…秘密?」
「ほう…だが構わんッ!
死ねぇぇぇぇぇい!」
首先を狙って突きを繰り出す
「待
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