第3話 有栖家の休日
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………何でこの二人がいるんだ?
「すみません、昨日の会話聞いていたみたいで…………」
「マジか…………」
この二人が付いてくると買い物がものすごく長くなるんだよな…………
しかも全部俺持ちになるし………
「星〜、レイ〜早く〜!!」
「遅いと置いていくぞ!」
ずいぶん前にいた二人が呼んでいる。
「はぁ〜覚悟を決めるか………」
「私も手伝うので今日はお願いしますね」
「ああ、頼むよ」
そう星に言って海鳴町の隣町にあるデパートに向かった。
「見て見て星!これ可愛くない?」
「そうですねライ。でもこっちなんてどうですか?」
「う〜ん、でも僕に似合うかな………」
「ふむ、なかなか良いと思うぞ。星お前にはこれなんかどうだ?」
「いいですね。ありがとう夜美」
楽しそうだな三人とも…………
たくさんの荷物に囲まれながら疲れた体をベンチに座って休んでいた。
今日もたくさん買ったこと…………
トイレットペーパー、食料品、洗剤、調理用具、掃除用具など様々。
お陰様で結構荷物が多い。
しかもまだ買うみたいだ。
まぁ、俺もCDやゲームソフト買ったけど……………
そして、案の定買い物は長くなっている。
何で女の子の買い物って時間かかるのかな…………
まぁ、マシになったほうか。
最初の買い物なんて大変だったからな…………
5年前・・・・・・
「星どうだ?」
「私にはどれがいいか分かりません…………」
まぁ普通ならそうだよな。生まれたばかりなんだし………
「ねえねえ、どうこれ!!」
「我のこの服はどうだ!?」
星が普通なんだよな?
それと少しは落ち着け!!
次から次へと服を取り出さない!グジャグジャにしたままにしない!!
あの時はずいぶんお店の人に迷惑かけたし、大量の服を買う羽目になって帰りがかなり大変だったなぁ…………
「う〜んやっぱりこれはいいか。」
「私はこれとこれを………」
「我はこれにするか。」
少しは成長したかな…………
あれ?俺って親父っぽくない!?
「うまーい!!」
「やかましいライ」
デパートにあるファミリーレストラン。そこで昼食を食べていた。
「なんで私だけ…………」
何かブツブツと呟いている夜美。
「星、夜美に何かあったのか?」
「はい、あの………」
ちょっと言葉を濁している。
「夜美、自分だけが成長してないことを気にしちゃって…………」
「ああ、なるほど」
「うる
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