原作開始
クラス代表決定戦
セシリア覚醒
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こがれ……はしないな、うん。憧れない。憧れてたまるものか。
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「駕狩さん」
騒ぎが一段落したあと、セシリアが話しかけてきた。
「ん? なんだ?」
「まさか専用機を持っていただなんて思いませんでしたわ」
「そりゃ俺は男だからな。考えもしないだろうよ」
「専用機を持っていたからこそ、昨日は決闘を受け入れたのんですのね」
「まあそれも理由の一つではあるが、イギリスの代表候補生がどれ程の実力を持っているのか、知りたかったって云う個人的なモノも入ってるな」
今現在のセシリアの実力がどれくらいなのか分からなくては、こっちもアドバイスのしようがない。
「なるほど」
「だからさ、オルコット嬢。油断なんかで手を抜いてあまり俺を失望させてくれるなよ?」
「もちろんですわ。お二人とも全力で行かせていただきますわよ? 代表候補生の……いえ、セシリア・オルコットの本気を存分に堪能あれ!」
「ほう? そいつは楽しみだ」
「こちらこそ、噂のモジュール77のテストパイロットの実力が楽しみですわ」
そう言うと、セシリアは自分の席に戻っていった。さて、これでセシリアが油断した舐めプをすることはなくなった。あとは一夏が残りの期間で、どれだけISに慣れることが出来るかだ。何がなんでも、セシリアを惚れるくらいに強くしてみせる。
…………じゃなきゃ俺が面白くないだろう!
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放課後である!
「一夏」
「ん?
彼方か。どうしたんだ?」
「アレは持ってきてるよな?」
「当然だ」
念のために確認しておいたが、ちゃんと持ってきていた。どうやら杞憂だったみたいだな。流石一夏だ。
まだ教室に残っていた千冬姉さんにお伺いをたてる。
「織斑先生、この学校って道場みたいな場所ってありますか?」
「ああ、剣道場がある。」
「使わせてもらうことは出来ますか?」
「普段は剣道部が使っているからな。剣道部の奴らに訊いてみんことには分からんな」
「私が剣道部だから部長に訊いてみよう」
箒が知らない間に合流していた。
「なら、頼んだ。剣道場に行こうぜ」
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