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真・恋姫†無双 劉ヨウ伝
第151話 王允劉表弾劾
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討伐は劉車騎将軍に任せることにする。劉車騎将軍は先帝より使持節の職官も与えられていたはず。賊の処断の際に困ることはあるまい」

 劉弁は不穏な空気が漂う中で声を発した。百官の視線は賈?から劉弁に向けられ、彼らは劉弁に対して平伏し「皇帝陛下の御心のままに」と口を揃えて言った。劉弁も状況的に賈?に一任することは危ぶんだのだろう。賈?も皆に倣い平伏していた。だが、顔を伏せた彼女は劉弁の決定に苦虫を噛んでいた。

「賈尚書令、劉荊州牧を詮議する場は董少府も出席するように申し伝えよ」

 劉弁の命令に賈?は驚き顔を上げた。王允は横目で賈?の様子を面白そうに見ていた。

「董少府は司隷州の巡察に忙しく参加は無理と存じます」

 賈?は必死に董卓は参加できないと弁明した。

「この詮議は董少府を詮議する場でもある。欠席はまかりならん」

 劉弁は賈?に毅然と命じた。賈?は劉弁の予想外の命令に沈黙していた。

「どうしたのだ? 董少府は参加できないというのか?」

 王允は澄ました表情で賈?に尋ねた。賈?はもう進退極まると考えたのか覚悟を決めたように口を引き締めて劉弁を見た。

「王司徒の屋敷での一件は董少府の命で動いた訳ではございません。私が個人的に周太守に目通りしたいと考え行動いたしました。申し訳ございませんでした!」

 賈?は平伏して劉弁に謝罪を述べた。劉弁は賈?の突然の告白に驚くも、その表情は直ぐに厳しくなった。

「何だと!?」

 王允は賈?の突然の弁解の内容に目を丸くしていた。彼女だけでない百官も驚いていた。

「貴様は董少府の権限を勝手に使い私の屋敷を家捜ししようとしたと申すか?」
「その通りにございます。申し訳ございませんでした」

 賈?は王允に何も抗弁せず平伏したまま謝罪した。

「謝って済むか! 尚書令の分際で私の屋敷を家捜ししようとは何たる戯け者か」

 王允は目を吊り上げ怒り心頭の様子だ。賈?は「申し訳ございませんでした」と王允に謝罪した。

「賈尚書令、何故に周太守に会おうとしたのだ。兵達を率き連れるなど尋常ではあるまい」

 劉弁は王允を宥めると賈?に真剣な表情で質問した。

「劉車騎将軍とは彼の奥方である袁本初殿の件でわだかまりがございます。周太守が洛陽におられると聞き居ても立ってもおれず、王司徒の屋敷を訪問いたしました。周太守に逃げられては話もできないと思い、兵達は引き連れていきました。周太守に危害を加えようなどとは父祖の霊に誓って絶対にございません。王司徒のお怒りを受け、愚かな行動を取ったと大変反省しております。許しを得ること叶わないと思いますがお許しください」

 賈?は劉弁に対して平伏して必死に説明した。王允は劉弁の手前大声を張り上げることはなか
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