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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico27-B竜の脅威〜The 8th task force : Dragon Blood
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†††Sideフェイト†††
リンドヴルムがミッドチルダに現れた。しかも魔法が通じない相手も居るという。そういうわけで神秘に詳しいシャル――正確にはイリスの内に宿る騎士シャルロッテの提案によって設立された私たち、機動一課・臨時特殊作戦班が逮捕に動くことになった。
そして今、私、アルフ、アリサ、ザフィーラ、それと特戦班のリーダー(階級が一番上だから)のセレスは、新たに出現したリンドヴルムを逮捕するために、ミッド西部エルセアへ輸送ヘリを使って移動中。
「やっぱり連中の狙いはロストロギアかしら」
「だと思うよ。ロストロギア専門のコレクターが率いる組織だからね」
輸送ヘリの貨物室の両側に備え付けられている長椅子に座って、現場に着くまで話し合う。私たちの間には2枚のモニターが展開されていて、それには機動一課・フレア分隊の追跡から逃れようと、車1台や2人乗りの小型飛空艇1機を使って逃亡しているリンドヴルムが映し出されている。
「小型飛空艇かぁ。また面倒なモノを用意して来たね。しかも武装付き」
私たち西部担当チームの対神秘戦の要、セレスが腕を組んで唸った。飛空艇に乗るリンドヴルムを捕まえるためには、飛空艇を止めたうえで、引き摺り出さないといけない。かなり手間が必要だ。しかも飛行速度もかなり出ているから、こちらも相応の速度が無いと止められない。
「車の方は対処が簡単じゃないかい? あたしとザフィーラ、あとアリサでなんとかして、フェイトとセレスで飛行艇をどうにか出来ないかい?」
アルフがもう片方のモニターに移る車を指差した。街中を暴走している車。追跡するのは一課の車両とバイク。一般車が巻き込まれないように路肩に移動していく。早く止めないと大事故になりそう。
「そうとも限らぬだろう。向こうは神秘を保有している可能性が高い。そしてこちらに対神秘の戦闘が出来るのはセレスのみ。万が一にも車に、最悪両方に神秘を扱うリンドヴルムが居るとなれば・・・」
「見事に返り討ち、だね」
ザフィーラの話を継ぐ。神秘や神器と言った特殊な力が関わってきている今回の一件。神秘に挑むにはこちらも神秘を有していないといけない。そうでないとシャルやシグナムのようにデバイスを粉砕されるし、魔法も通用しない。
「とりあえず車を先にどうにかした方が良いんじゃない? 飛空艇ならそうそう大きな事故は起きないと思うし」
アリサがそう提案した。空は広いし、リンドヴルムも自ら建物に突っ込むような真似はしないはす。確かにいつ大事故が起きるか判らない車の方をどうにかするのが一番だ。だからアリサの提案を採用して、詳しい作戦を立てる。
「――じゃあ、私とフェイトとアリサの3人で車を停止させる」
「アルフとザフィーラは、このままフレア分隊と一緒に
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