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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico27-B竜の脅威〜The 8th task force : Dragon Blood
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よりは強い。けど・・・
「あんたなんかよりよっぽど強い連中に日々揉まれているからよ!」
――フレイムバレット――
銃口から火炎弾10発を連射。バイクの軌道を読んで、行く手に撃ち込んでいく。だけど「ああもう! また避けられた!」バイクの性能が良いのか、それともドライバーのブラッド3の運転技術が良いのか、どれもこれも紙一重で躱される。
「お返しだ、オラァッ!!」
バイクの前輪を挟みこんだ2本の金属棒(フロントフォークだっけ?)の狭間に備え付けられてるガトリングガン型のデバイスらしいものから魔力弾が無数に連射されてきた。
――ブレイズロード――
両脚から炎を噴射させての高速移動魔法を発動して、その場からダッシュ。魔力弾の壁を躱した後は、「今度はこっちの番よ!」って、フレイムバレット8発を撃ち返す。でもやっぱり避けられた。むぅ、どうしたものかしらね〜。
「太陽の騎士モードでこの辺り一帯ふっ飛ばそうかしら」
≪馬鹿を言うなよ、アリサ。あんな小物にスリーズ・サンズレガリアを使うな≫
「言ってみただけよ」
ブラッド3程度の相手にそこまでしないと勝てないとなると、あたしは所詮そこまでのレベルだってことになる。ファルシオンとバヨネットフォームの“フレイムアイズ”で大半の敵に勝てるような魔導師にならないと。
「フレイムアイズ! フレイムウィップ!」
≪応っ!≫
銃身下にある剣身から炎の鞭を発生させて、大きく伸ばしてブラッド3のバイクの前方めがけて横薙ぎ。ブラッド3は迫り来る鞭の対処法として、バイクを転倒スレスレになるまで傾けた上でジャンプした。そうしてあたしの一撃は、バイクとブラッド3の間を空しく通過。で、落下するブラッド3は体勢を立て直し始めたバイクのシートに見事着地して座った。
「アンビリーバボー」
≪今のは本当にすごいな≫
まるで曲芸だったわ。でも驚いてばかりもいられない。ブラッド3があたしに向かって魔力弾を連射して来た。横にダッシュすることでまた躱す。さっきから大体こんな攻防を繰り広げてる。お互いの攻撃が入らず、撃っては避けての繰り返し。
(ああもう! 無傷で済まそうとするのがいけないわけね! やってやろうじゃない!)
綺麗に勝とうというのがそもそもの間違いなのかもしれない。そう思い至ったあたしは立ち止まって、“フレイムアイズ”の柄を両手持ち。
「とうとう諦めたか、おい!」
ブラッド3があたしの周囲を回り始めて、「恐怖に歪んだ顔を見せてくれよ!」あたしの真正面から突っ込んで来て、魔力弾を連射して来た。
「フレイムアイズ、カートリッジロード!」
マガジン内の残り4発を一斉ロード。“フレイムアイズ”を脇に構えて、前面にラウンドシールドを展
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