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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico27-B竜の脅威〜The 8th task force : Dragon Blood
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1の右手側へ進みながら“シュリュッセル”を横薙ぎに払った。
「っ・・・!?」
「なるほど。神器持ちイコール強者・・・というわけではない、ですか」
背後に佇むブラッド1へと言い捨てる。防護服のみを破壊するつもりで斬った。神器によるダメージに注意さえすれば、お粗末な剣の腕前であるブラッド1なんて私の敵じゃない。投降を促すために振り向いている最中・・・
「ケンカに手加減してんじゃねぇぞ、ゴラ゛ぁッ!!」
ブラッド1が振り向きざまに“キャルタンクリーヴ”を横払い。慌てることなく“シュリュッセル”を直立に構えて、刃を受ける。そして衝撃をまともに受けることなく、流すために振るわれる速度と同じ速度で水平に傾ける。
「あ゛・・・!?」
シャァン!と金属がすれ合う音が盛大に響いた。そして大振りだった事もあって大きく懐を開けるブラッド1。私は彼の喉仏に“シュリュッセル”の剣先を突き付ける。終わった。ブラッド1も自身の喉仏に僅かに触れる“シュリュッセル”によって身動きを取ろうとしない。
「終わりです。武装を解除し、大人しく投降をし――えっ!?」
ブラッド1が空いている左手で“シュリュッセル”の剣身を握って、自ら自身の胸に突き刺した。その光景に思考が止まる。自害した。させてしまった。
(呆けている場合じゃない!)
出血量が増えると思い“シュリュッセル”を抜かず、柄から両手を離して傷口を押さえようとした。その時・・・
「なんつってな!」
「っ!?」
ギラリと目を輝かせ、口角をギリギリまで上げたブラッド1。振るわれる“キャルタンクリーヴ”。考える間もなく体が動くままにしゃがみ込んで、そのまま一足飛びで後退。そして目はブラッド1へ。
「へっへっへ。残念だったなぁ、管理局員ちゃんよぉ! 俺は、傷つかねぇのよ、死なねぇのよ!」
ブラッド1が私の“シュリュッセル”で自身の体を切り刻み始めた。確かに斬っている。それでも血が出ないし傷も付いていない。そう言えばさっき胸に刺した際にも出血していなかった気が・・・。
「あひゃひゃひゃひゃ!! すげぇぜ、このキャルタンクリーヴって剣はよぉ!」
「とりあえず私の剣、返していただきます!」
――
制圧せし氷狼
(
インバシオン・ローボ
)
――
ブラッド1へ突進。さらにはヨツン術式を発動。氷で出来た狼の群れ――総数15頭を創造して解き放つ。私より先にブラッド1へと到達する氷狼たち。ブラッド1は“キャルタンクリーヴ”を大雑把に降り続けて氷狼を真っ二つにしていく。その中でも氷狼は腕や太腿、脇腹など噛み付いて行く。
「効かねぇっつってんだろうがよぉ!」
ちょうど氷狼を寸断していたブラッド1の懐に入り込んで、“シュリュッセル”を持つ左手に「せい
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