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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico27-B竜の脅威〜The 8th task force : Dragon Blood
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飛空艇を追跡」

「というわけですから、プロフィア曹長、よろしくお願いします!」

アリサがフレア分隊専属のヘリパイロット、ヒノ・プロフィア陸曹長に声を掛けた。プロフィア曹長は女性のパイロットで、操縦中のその姿はすごく格好いい。

「了解! それじゃあハッチを開くよ! 強風には気を付けて!」

ヘリの後部ハッチがゆっくりと開いていって、貨物室に強風が入り込んできた。眼下に広がる街並。街上空の飛行許可はもう取ってあるということで、「よーし。行っておいで!」私とアリサとセレスは「行って来ます!」そう応じて、セレスが真っ先に飛び降りた。次いでアリサが飛び降りた。

「・・・アルフ、ザフィーラ」

「あたし達は大丈夫だよ。フェイト達が戻って来るまで仕掛けはしないからさ」

「お前たちも気を付けるのだぞ」

「うん!・・・行って来るね」

遅れて私もヘリから飛び降りた。ヘリはそのまま飛空艇の追跡を再開して、私たちから離れて行く。飛行魔法を発動して、先に飛び降りたセレスとアリサを追う。まずはアリサに追いつく。

「アリサ。かなり速くなったね、飛行速度」

「そりゃあね。毎日、あんた達が特訓に付き合ってくれてるんだし、これくらいは出来なきゃ大問題でしょ」

アリサも飛行魔法を無事に修得して、今のように高速で飛べるようになった。だけど空戦は未だに出来ない。というより諦めている。だから取得している魔導師ランクの種類も陸戦だし。そんなに難しいのかなぁ。

「フェイト、アリサ。お喋りは後で。陸士108部隊や地域警邏隊のみなさんの協力もあって、交通誘導が成され始めた。リンドヴルムの車を郊外へ誘導していってくれる」

速度を落として私たちを待っていてくれたセレスに追いつくとそう教えてくれた。セレスの側にはモニターが2枚。映っているのは機動一課の課長とフレア分隊の隊長。2人が西部管轄の両部隊に許可を取ってくれたみたい。

『すまないね。私たちに出来ることはこれくらいだ』

『だからサポートだけはしっかりと務めさせてもらうよ』

「「「ありがとうございます!」」」

通信が切れる。ここまでしてくれたんだ。私たちもしっかりと役目を全うしないといけない。私たちは顔を見合せて強く頷き合う。そして目は街中を高速で走り続けるリンドヴルムの車へ。道路の至る所にバリケードが立てられていって、車は徐々に街から離れて郊外へ追いやられていく。

「そろそろ平地に入るから、そこで叩く!」

「判った!」「オーケー!」

私とアリサで頷き返す。そして車は人の姿がまったくない平地に入った。私たちは一気に高度を落として車へ最接近。セレスが運転席の窓をコンコンとノック。そして「止まれ、リンドヴルム!」って怒鳴った。それでも車は止まるこ
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