マブラヴ
1030話
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正直シャドウミラーに引き込みたいとは思わなかっただろう。
幾ら軍人としての能力が高くても、杓子定規というか臨機応変さに欠けるというか……それが緩和されたのは、やはりムウという存在があってこそだろう。
その後、ドミニオンの艦長として俺達の前に立ち塞がったのを、ムウからの要望を聞いて助け出し、最終的にはオーブ軍に。
この時点でかなり柔軟な対応をするようになり、ブリッジクルーからの信頼も厚くなったらしい。
勿論厳しいところでは十分厳しいから、その辺に関してはシロガネのブリッジクルーでもある美砂と上手くやっていけるかどうかは不明だ。
円辺りは何だかんだと結構真面目だから、意外と気は合うかもしれないが。
そもそも、従者組と言われているあやか達4人とナタルというのは接点が殆どない。……まぁ、それも当然だろう。片方はSEED世界のオーブ軍の軍人であり、もう片方はネギま世界で数ヶ月前まで高校生をやっていたのだから。
これがまだ、ナタルがシャドウミラー所属であればあやか達がホワイトスターにやってきた時にも遭遇する機会があったんだろうが……
考えてみれば、あそこまで生真面目なタイプってのはシャドウミラーにいなかったんだよな。敢えて上げるとすればコーネリア、スレイ、エザリアってところだろうが、3人が3人ともシャドウミラーのメンバーとして過ごしている間にどこか柔らかくなってきたからな。
それが俺のせいだとは言えないし、言わないし、言いたくないような気もするが、そこを責められると否定出来ないのも事実だったりする。
っと、考えがずれたな。結婚祝いに何を渡すかだったか。
こういう時って何を渡すのが一般的なんだろうな? 無難にワインとかか?
シャドウミラーってことで、まさかメギロートやイルメヤを個人資産として渡す訳にもいかないだろうし。
ああ、そういう面では家事の疑似経験や疑似記憶を身につけた量産型Wを渡すってのはありか?
ゴツいヘルメットを被った量産型Wが家の前の掃除をしたり、洗濯物を干したりしているのは、オーブでは色々と悪目立ちしそうだが……どうせホワイトスターに引っ越すまでの短時間だし。
それに量産型Wがいればシャドウミラーの関係者として、妙なちょっかいを出される事もないだろう。……出されるかどうかは別として。
それにナタルは軍人として、それもオーブ軍の最精鋭部隊でもあるアークエンジェルの艦長として忙しく、ムウもムウでシャドウミラーの実働班として忙しい。
以前はレイがある程度家事の手伝いが出来ていたらしいが、そのレイも今は歴としたシャドウミラーの実働班だ。
その辺を考えれば、家事手伝い型量産型Wというのは見た目はともかくとして、能力的には十分過ぎる程に有用な存在だろう。
……そう、見た目はともかくとして、だ。
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